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Whisky Festival 2010 @STAFF SIDE

11/28(日)にウィスキーフェスティバルへ行ってきました。ただし、お手伝いで。当日は9時集合。少々眠い目をこすりながら赤坂見附に向かいました。

スタッフ証を渡されて、ブリーフィングを開始。スコ文研の横浜支部から20名程度お手伝いに行ったので、顔見知りが結構いました。っていうか知ってる顔がほとんど。みんな同じような場所で飲んでますからねぇ・・・


ブリーフィング終了後、各自持ち場につき準備を開始します。と、思っていたのですが、私の持ち場であったスコ文研試飲&販売ブースへ行ってみると、すでに準備が完了していました。い、いつのまに・・・ちなみに僕が遅刻したわけでもサボっていたわけでもないことだけは申し添えておきます。メールでは9時集合となっていましたが。。。


後はごみ箱の設置と、瓶を全て一度逆さにする作業。毎度の事なのですが、この試飲ブースに出てるウィスキーってどうやら長期間開栓していなかったものばかりのようで、コルクのコンディションが結構ヤバいんです。前回お手伝いさせていただいたときに2本くらい折れてしまうアクシデントがあったので、それを警戒してコルクを濡らしておきました。自分のモルトだったら折れてもいいのですが(ホントはよくないですが)、余所様のですからね。でも結局、会の途中に2本ほど折れてしまいました・・・一緒に働いた銀座のバーテンダーO氏がソムリエナイフでサルベージを試みたのですが、いかんせんコルクが本当にボロボロ。1本はまともにソムリエナイフを入れることすら出来ない状況でした。

ちなみに逆さにしている酒はバーボンのROGIN'S CHOICE。僕は知らなかったのですが、隣で一緒に仕事をさせていただいたI氏が絶対に飲んでおけと。実際に後で飲んでみたのですが、悶絶したのは言うまでもありません。ちなみにフェスティバルが始まって、最初に頼まれた有料試飲がこのROGIN'S CHOICEでした。

鶴見のバーのマスターや仲間達は、主にセミナールームの担当でした。なんで俺だけが試飲ブース(まぁ役得はたくさんありましたがw)・・・下のセミナールームへ行ってみると、こちらも着々と準備をしておりました。ところでメイン会場からセミナールームに行く導線上に結婚披露宴の控え室や衣装室がありました。この日はマジで結婚式があるらしく、礼服を来た方が控え室を出入りをしていました。その控え室の前を酔っぱらいがぞろぞろと通っていくと思うと、本当に結婚式は無事に終わるのか?と思ったりしました。


準備が一通り終わったところで、バグパイパーM氏がブースを一周しながら試奏しました。まるで各ブースに喝を入れているようでした。よーし、がんばるぞー!と気合いも入るというものです。そして写真中央の後ろ姿は、名物弁護士のS氏。今年のコスプレは・・・ジャックダニエルでした。すばらしい、すばらしすぎる。。。


試飲コーナーの隣の物販ブースも同時にお手伝い。今回の目玉はウィスキーフェスティバルオリジナルのロングモーン1976。スリーリバーズから引いた物らしいです。1976と言えば、ライフシリーズやスペイサイドウェイのオリジナルなんかで悶絶した方も多いと思います。しかし、1本2万1千円もするんです。売れるのかい?なんて思っていたら・・・俺がバカでした。結果はバカ売れ。すさまじい売れ行きでした。みんな金持ちやなぁ・・・


そして物議を醸したのがこいつ。上記ロングモーン1976の試飲用サンプルです。最初は物販ブースにサンプルとしておいていたのですが、このサンプルの試飲ばかりが続出。舐める程度の量を提供していたのですが、開始1時間で1/3を消費。本来の無料・有料試飲よりも、このサンプルを注ぐ方がずっと多く、これ大丈夫なのかと不安に駆られました。でも消費者の立場に立ったら、ロングモーンが無料で試飲できるとなれば、そりゃ群がりますわなぁ。しばらくすると、お上からのお達しがきて、フェスティバルオリジナルのマッカラン、カリラとともに、このサンプルも有料試飲に組み込まれることになりました。もちろん舐める程度からハーフショットに増量したのは言うまでもありません。それでもこのロングモーンは有料試飲で1,000円にしたにももかかわらず、午後の比較的早い段階には売り切れました。さすがはロングモーン。というわけで、最初の1時間の間にロングモーンを無料で試飲できた方、あなたはラッキーだったのです!


最後に無料・有料試飲ブースの様子を。まずは無料試飲ブースです。左下のSHEEP DIPというブレンデッドモルトに注目が集まっていました。聞くところによると、SHEEP DIPとは羊の毛を洗う洗浄液のことだそうで、農家が余剰大麦を使って密造酒を造った際にSHEEP DIPという容器に入れて税務調査が来たときに課税を免れていたことから名付けられたそうです。今回は8年物でした。私は飲んでませんが、おおむね好評だった様子。また、BIG PEATなんかも以外に知られていないみたいですね。カリラ、ボウモア、アードベッグ、ポートエレンというブレンデッドモルトです。出たときはポートエレンが入っていると言うことで結構話題になったんですけどね。あとは本坊の都電ウィスキーなんかもあったりして無料試飲だけでも十分に楽しめるコーナーでした。


次に500円ブース。実はここが一番お得なコーナーだったのかもしれません。余市や宮城峡の20年がゴロゴロ転がっているわ、もう売ってないエバモアがあるわ、GMロングモーン30年あるわで、お得度はかなりのもの。その一方で注文が多かったのがラフロイグのカーディス・マスターズエディション。私は白楽のバーで頂いたことがあったのですが、これ何?という質問が結構ありました。カーディスなんて結構探せばバーで飲めます。あとフェスティバルオリジナルのカリラ・マッカランも人気でした。一度に両方頼む人が多かったですね。僕が客だったら余市、宮城峡を飲みまくっていたと思います。そういえば、今年の余市・宮城峡20年もそろそろですね。


最後に1,000円ブース。もうなんなんだよ!この豪華さは!!気ぃ狂うわ!!!といった感じ。ハイランドパーク・シングルカスク34年を始め、ロングモーン1976、サマローリのロングロウ、グレンゴイン1972と豪華すぎる布陣。ここだけ全部飲んで、あと何も見ないで帰っても十分元取れるくらいでした。ここではサマローリのロングロウが非常に人気でした。件のロングモーン1976とともに売り切れたくらいです。でも、シェリー好きな僕としては、ハイランドパークかな。あんなに上品はシェリー樽は久しぶりに飲みましたね。いわゆる硝煙のないシェリー、うまかったぁ~


フェスティバルの終了間際の17:30過ぎに人が帰り始めたのを見計らって、他のブースを回って飲んできました。OMCでお会いした七夕DIVER氏、きゃず3氏、横浜支部の飲み友達のT内氏などが、会うごとに矢継ぎ早に「○○の××は飲んでおけ」とのアドバイスとともに、ブースまで連れて行って頂いたおかげで、効率よく激うまモルトにありつけました。ストラスアイラの30年や珍しいボトラーズのグレンキンチーなんかは本当に美味かったですね。いやはや持つべき物は飲み友達です。

実はフェスティバルの途中でも、激うまウィスキーなんかを各スタッフが見つけたときは、スタッフ同士で回し飲みをしたりと、働きながらも何故かうまいウィスキーにありついていました。ウィスキーではないですが、1本25万円のカミュが回ってきたときは、本当に舐めた程度ですが、どっから持ってきたんだと目を丸くしたものです。

最後に自分へのご褒美としてロングモーン1976の小瓶を購入して帰路につきました。9時から18時まで昼食を除いてはほとんど立ちっぱなしで少々疲れましたが、色々な人と出会ってお話しすることが出来ました。
とにかく楽しい一日を過ごすことが出来ました。
来年も手伝ってくれと言われれば・・・多分手伝うと思います!

#whisky and whiskey

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