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初夏まっしぐら Springbank Black Label 1963/64

 台湾からマンゴーが届きました。
 いよいよ夏が近いな~って思いますね。
 ちょっと常温で熟れさせて、美味しくいただきましょう。

 明日は数少ない梅雨の隙間を縫って、
 ジャガイモを掘りにいこう。
 これも初夏の風物詩。
 う~ん、しかし朝早くから行けるかなぁ・・・

 Springbank黒ラベルの1963は、
 圧倒的な強い美味さではないけれど、
 物足りなさを感じさせないバランス。
 尖った特徴があるわけではないけれど、
 複雑な味わいが渾然とした熟成感をもたらします。
 おいしいバンクをいろいろいただきましたが、
 その中でもこれはとても好きです。

 さて、Springbank整理週間は続きます。
 今日は、黒ラベル1964との飲み比べはどうでしょ。
 

 Springbank 1964 46% OB Black-Label
  63よりはっきりとシェリーの樽感。
  果実もよりフレッシュで活き活きとしている。
  強い木材感を飴でコーティングしたよう。
  少しのチェリーとスグリ。
  若い赤ワイン。

 Springbank 1963 46% OB Black-Label
  渾然一体。
  干しブドウ、ビターチョコ、みたらし団子のタレ。
  ややタンニンを感じさせる赤ワイン。
  へたりではない枯れのバランスが素晴らしい。
  濃いグラスの白濁が、
  味わい以上に強いシェリー感を与える。

 どちらも素晴らしい美味しさでした。
 個人的好みを言えば、活き活きとした樽感を味わえる1964よりも、
 すべての味わいがいずれも突出せず上手く混じり合った1963に、
 僅かながら優位を与えますが、
 それはまさに好みの問題で、1964を推す方も多数おられるでしょう。
 そんなハイレベルの2本でした。

 では、ごきげんよう。
 

#Springbank

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