今回のベンリアックは、台湾向けの’76です。
もうテイスティングは昨年済ませていましたが、これは美味かったです♪
すっかり熱い市場として知られる台湾・・・恐るべしですね・・・。
そして、「ベンリアック1976」でGoogle先生に画像検索をお願いすると、
ほぼtkuboさんの画像が出てきます・・・BBI恐るべしですね・・・。
こちらも、昨年開催されましたtkuboさんの企画、
『Benriach1975/76祭り 小瓶編』のものです。
それでは、さっそくテイスティングを書いていきましょう。
ベンリアック
1976 34年
for Taiwan
蒸留年:1976年
瓶詰年:2011年
Cask:ホッグスヘッド
Cask No.:3033
Bottle:77/216
48.2%
【色】
明るいゴールド。少しオレンジを足した感じ。
【香り】
パッション感が強く、爽やかなシトラスとハニー&若いウッディ。
黄桃の缶詰、薄い蜂蜜、若いリンゴ、僅かにスミレのような花。
一瞬、マウンテンデューのような香りがフワッと昇ってすぐに消える。
若いパパイヤとビワ、酸味の強いオレンジのイメージ。
ジンジャーのような刺激の奥にナッツ、バニリックな若い樹皮感。
【味わい】
クリアでスムースな口当たり。軽く弾けるパッション感。
前面に刺激的な広がりがあるが、すぐに柔らかで繊細になっていく。
黄桃・リンゴ・薄いアプリコットに蜂蜜。温州みかんとベルガモット。
淡いレモンティーっぽさから苦みのある植物感。割と質感がある。
プレーンなシリアル、ほんのごく僅かに水糊をイメージする香味。
【フィニッシュ】
ほんの少し丸みのあるクリームを帯びたハニー&シトラス。
ジンジャーっぽい刺激が、柔らかだがしっかりと鼻に抜ける。
ビターシトラス感が長く口中に留まり、華やかで綺麗な余韻。
ああ・・・さすがは’76ベンリアック!
柔らかなんだけど、伸びるパッション感とフルーティーは
心地良い活き活きとした華やかさを充分に感じさせてくれます。
香りの割りに、口当たりがクリア&スムース過ぎるかと思いましたが、
そんなことは些末な事なんだと思わせるフィニッシュの充分過ぎる戻り!
とにかく素晴らしかったです♪
素敵な1杯でした!ごちそうさまでした(^-^)/
さて、今回の音楽は正統派なモダン・ジャズを♪
エリック・アレキサンダーの名盤『Gentle Ballads』より
"Midnight Sun will never set"です。
曲はもちろんクインシー・ジョーンズによる名曲。
北欧の白夜をイメージした作品です。
#ベンリアック #スペイサイド #オフィシャル