MENU

Tamnavulin Glenlivet 18y Moon Import 1st series

久しぶりに日帰り飲みをしに東京へ行った5月下旬のこと。

その日は飲みに行くのも久しぶり、日帰り飲みも久しぶりということで、帰りの新幹線を気にしつつ変なハイテンションで飲んでいました(笑)

僕の場合、タイムリミットがあると時間ギリギリまで飲もうとしてしまうのですが(リアルで面識ある方は御存知の通り)、その日も例に漏れずギリギリまで飲んでいました。

おかげで(?)、ムーンのファースト・シリーズにありつけたので結果オーライといったところでしょうか。さて、ラベルのフォントが可愛らしい80年代のタムナヴーリンはどんな感じでしょう。

Tamnavulin Glenlivet 18y Moon Import 1st series タムナヴーリン ムーン・インポート

Tamnavulin Glenlivet 18y
Moon Import 1st series

Matured in Sherry Wood
Bottle:600 limited
58%
 

【色】
濃いバーガンディ

【香り】
ややオイリーで、じんわりと穏やかなヒネ香。油粘土と干しブドウやザクロ、深煎りのアーモンドや焦がした砂糖。その奥にアプリコットのジャムっぽい濃い甘酸っぱい香りが感じられる。深みのある華やかなシェリー系。厭味なしつこさは無く華やかさが前面に出ている。

【味わい】
緩やかで薄くオイリーな口当たり。果実感よりもウッディ感が強く、淡く純黒糖のような香味が立ち上がり、徐々に濃いメープルシロップのような甘さが出る。ややくたびれた印象もあるが、濡れた枯葉の奥に僅かにハーブ系の苦味も。徐々に過熟のアメリカンチェリーが奥から湧き上がる。

【フィニッシュ】
非常に緩やかで華奢な印象だが同時に華やかでもある。ミルクキャラメルと干しぶどうや過熟のスモモ。刺激は無く穏やかな余韻が心地よい。

妖艶さとも可憐さとも違う印象でした。
まず淡いオイリーさと若干のヒネ。はっきりと主張してくる甘さは、ウッディでもあり僅かにフルーティーさもあり、なかなか複雑なテクスチャです。

ヒネ感を剥ぎ取ると表れる奥深くも華やかな香味は、もしかしたらツンデレ系なのかもしれません(笑)
 


今回は、大好きなバンドの1つ、マイブラことMy Bloody Valentineからの1曲を。1991年のリリース当時、シューゲイザーの金字塔とも言われた最高傑作の2ndアルバム『Loveless』より「Sometimes」です。

91年にしてこのディストーションと隙間から溢れ出るような甘美なメロディーが堪りません…。

http://www.youtube.com/watch?v=BBffB4vT8W4 ​

#タムナヴーリン #スペイサイド #ムーン・インポート

この記事を書いた人