最近少しずつメジャーになってきたかな~という感のあるストラスミル(個人差あり)。あまり積極的に飲むことのなかった銘柄の1つですが、振り返ってみるとストラスミルの長熟って美味いですよね。SSMCの'75、デュワーラトレーの'76、DL OMCの'75・'76などなど…。
また、最近では長熟ではなくても、マッシュタン×信濃屋のDL OMCの美味さも記憶に新しいところではないでしょうか。
そしてジャック・ウィバースのOld Train Line。このラベルも久しぶりでした。国内に入ってくるの少なすぎな気がします…。
このストラスミル、スペイサイドウェイ&カルーソーのタレットと同じ日に飲みました。久しぶりにお会いする飲み仲間の皆さんと楽しい時間を過ごしましたので、例によって簡易テイスティングメモです。
Jack Wiebers Whisky World
Old Train Line
蒸留年:1976年4月
瓶詰年:2012年12月
Cask:バーボンカスク
Cask No.:1130
Bottle:210
46.5%
【色】
ややオレンジを帯びた明るい琥珀色
【香り】
柔らかで優しいが、渋めのしっかりした香りも同居。キャラメルや湿った樹皮っぽさ、薄いバナナチョコの奥にオレンジピール。アーモンドのペースト。
【味わい】
ジュワッと染み込むような口当たり。爽やかでシロップ感の強いマーマレード、ローストした麦の籾殻。ごく僅かに微発泡のようなシュワシュワ感が舌に乗る。バランスが良く、逆に言うとバランス良すぎて平坦。
【フィニッシュ】
非常に穏やかで繊細なまとまり。平坦な広がり。スッキリとしたベルガモットとオレンジピール、溶けた生キャラメルの滑らかさ。薄くカモミールティーのようなニュアンスも。
SSMCの'75のような弾けるフルーティーさは感じられませんが、じんわりと美味かった1杯でした。
平坦だとも思える程にバランスが良く適度なロースト感が表面に乗っかってくる感じや、フィニッシュにカモミールのような白い花に似た繊細な香味がフワッと感じられるのも印象的。
加水したら、ややブレてしまったというか、輪郭がボヤける感じもありましたので、度数も46.5%ですしストレートで良いですね。もう少し時間を置くと熟した柑橘系が出そうな気もしました。
今回は、やや渋めの1976繋がり(?)で。
デクスター・ゴードンの1976年のアルバム『Biting the Apple』より、名曲「Blue Bossa」です。しなやかで艶やかさもあり、張りのある力強いプレイが魅力的ですよね♪
http://www.youtube.com/watch?v=wSbRm1FoDPI
#ストラスミル #スペイサイド #ジャック・ウィバース