なんでブログに書いてなかったのかなと思いきや、
昨年にのんでたんですね。
一年ぶりの邂逅。
必然なのか、特別なのか、そこにあるものは変わっていませんでした。
毎年激動の中にいて、一年という時間が一瞬であるかのように、
微動だにせず、ゆるぎなく、変わらなかったものにであえる不思議。
ホントに珍しく、ただウィスキーを飲むためにゆっくり取った時間。
あぁ、なんて贅沢な。
Springbank 12yo 1980s 57% Black-Label Sherry
シトラスと赤い果実、煙、塩気、スパイス。
シェリー、ポート、ソーテルヌなどのフィニッシュものが、
とってつけたようではなく、自然に感じられるような味わいと香り。
特に香りは辺りを支配する勢い。
苦みなくオレンジとレモン。
紅茶、刺激のない生姜汁。
暖めた木。カルダモン。シナモン。
柔らかでかつハッキリとしたシェリーの余韻が長い。
12年とは思えない複雑な熟成感です。
溢れる香りがホントに素晴らしい。
甘いのだけれども、控えめながら切れる塩気と煙が、
全体を引き締めてダレさせません。
いや、さすが。
では、おやすみなさい。
っていうか、システム停止明けまでごきげんよう。
#Springbank