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最近の画伯2 Inchgower

 画伯、やさしい一面も持ち合わせていまして。
 お父さんも頑張っているのに、父の日まで何もないのはかわいそうだと。
 涙がでそうに・・・、ならないくらいお酒には厳しい。
 やはりお札の人キャラで。



 Inchgower 35yo 1974 57.3% The Whisky Agency-Flowers
  花と蜜の香り。
  石鹸に行かないすれすれの花と香水が口中に広がる。
  非常に華やか。
  白葡萄、パイン、キュウリ、セロリ。
  一方でスッキリ系だけでなく、土とヌカが僅かに野暮ったい重さを足す。
  それは煙やピートな感じではない。
  ジャスミンティーに大根、蜂蜜が長く口中ど鼻に余韻を作るが、残り香は意外に早い。

 Craigellachieと同様、ラベルが語る通りの花です。
 が、Craigellachieよりは若干土というか、沢庵っていうか、灰汁っぽさというか、
 そんなのがあって、これはこれでおもしろいです。

 Flowers感とInchgower感が連星のように互いに影響を及ぼしあって、
 また独特のバランスを生み出しています。

 それが複雑さや厚みを足すととらえるか、透明感のある花や果実を損なうと見るか。
 まぁ、好みの問題ですが、個人的にはややCraigellachieの方に魅かれるかな。

 いや、だから画伯、ボトルの画を描いてよ。
 夏休みの旅行もがんばって予約したんだしさぁ。

 では、おやすみなさい。

#Inchgower

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