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ダラス・デュー 1981 25年 DT FHTP

ダンカンテイラーの「フロム・ハントリー・トゥ・パリ」より。
ラ・メゾン・デュ・ウイスキー向けのダラス・デューです。

1983年に閉鎖、1992年にライセンス取消。
蒸留所はハイランドのモデル蒸留所として博物館になっているので、『完全閉鎖系』ですね(勝手に命名しましたw)

個人的には、あまり出会えない銘柄の1つ。
さらにレア度の高い「フロム・ハントリー・トゥ・パリ」と来たからには、「キタ~ッ!!」と声を出さずにはいられませんでした。
以前、このダラス・デューとキャパドニックを飲んだことがあったのですが、メモ&写真を残しておらず、激しく後悔していたダラス・デュー。名古屋でようやく出会えました♪

ダラス・デュー
1981年 25年
ダンカンテイラー
フロム・ハントリー・トゥ・パリ
(for ラ・メゾン・デュ・ウイスキー)

蒸留年:1981年4月
瓶詰年:2007年2月
ポート・フィニッシュ 57.5% Cask No.420

【色】
赤茶けて、やや深い琥珀色に、ほんの僅かに銅のニュアンス。

【香り】
華やかさと爽やかさを兼ね備えた上品な香り。
ゆったりスーッと鼻に入ってくる端正さ。
プラム、アプリコットの甘酸っぱさと、ややオイリーな香り。
オイリーと言っても、しつこくなくペタッと貼り付く雰囲気。
中間にミントの爽やかさ、ハーブ系の草っぽい香り。
徐々に滑らかさが強く感じられ、アーモンド、乾いた土。

【味わい】
初めはシャープ、辛口で唇にピリっとくる口当たり。
シナモンっぽいスパイスの風味、レモンからジューシーなオレンジへ。
しっとりとクッキーのような味わいが柔らかに口中に広がっていきます。
奥にバナナを感じながら、シフォンケーキ、黄桃っぽい風味。
遅れてブドウの果肉っぽさ、僅かに渋みもあります。
徐々に樹液感、湿った深い木香。

【フィニッシュ】
ベルガモットから濃いオレンジ、だんだんザラメっぽさへ変化。
しっかりとした輪郭で、深く長い余韻。

辛口でキリッとした印象を持ちつつ、シトラス系の風味が爽やかさを感じさせ、
それでも、しっかりとした輪郭を保ちながら、華やかなだけではない厚みもあって・・・。
複雑で飲みごたえのある美味さが印象的ですね~♪

なかなか他と比較するのが難しい1杯だったように思います。
これはこれで、じっくりと愉しみたいな~と思いましたよ!

ちなみに、このダラス・デューは過去記事のインヴァーリーヴンと同じBARにありました。→過去記事:インヴァーリーヴン 1978 30年 DT FHTP
同じ日に飲めたことはラッキーだったのですが、クライヌリッシュ1973様がご紹介されていたキャパドニックが無かったのが残念でした・・・。

いただいたのは「東海三県オフ in 名古屋」の日だったので、つい話に夢中になってしまい、今振り返ってみるとマトモなテイスティングになっていませんが、とても楽しい1日でしたので、個人的はOKです♪

これを書いていて、また名古屋に行きたくなりました・・・。

#ダラス・デュー #スペイサイド

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