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■空海への道 


いっぽんのケーブルに引かれて、
急坂を引き上げられるようにして高野山へ至る。

むかし都から道中五日かけて、ようやくたどり着いた高野山へ、
いまでは難波から南海電車で簡単に行ける。

この嶮しいところに、鉄道を拓いた南海電鉄は偉いと思いながら、
いよいよ、弘法大師空海が開いた高野山だ。

八つの峰に抱かれて、東西5.5km、南北2.2kmの、標高900mに近い霊地は、
そのまま、巨大なマンダラをあらわすと言われている。
真言密教の奥義。
世界は森羅万象、大日如来の徳により生かされているのだという。
ならば、果たして、バイヤーも生かされているのであろうか。

其処のところが知りたくて、
難波で、高野山フリーキップを購入して、やって来たのだ。
コンニチハ。
世界遺産高野山は、いま真言密教の奥義を求めて、
世界中から旅人が訪れている。

飲んでしまった旨いウイスキーの、
果たして、ウマイと感じるその刹那とは何か。
酔いとは何か。
熟成とは何か。

――真言密教の教えでは、
人のそなえる「価値実現」の限りない可能性が讃えられている。という。
凡夫の身でも、すみやかにホトケになれるという、
その究極の理想世界とは、どのようなカタチで現出するのか。

その一端にふれることが出来れば・・・、
そんな思いを、ちゃらんぽらんに感じながら、
とにかく行って見ようと、こうして弘法大師への旅に出たのだ。

――もちろんその旅は、じつにイーズイだけど、
ただ其れだけでは収まらなかった。

――高雄山寺=神護寺。
――京の東寺。
・・・そして伏見の稲荷。
――二上山山懐の當麻寺へと・・・、

弘法大師空海の道を辿る旅となったのだ。

           ・・・・・・続。

#■JOURNY

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