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■九月になれば=「ハイランドパーク」

ハイランドパーク創立200年記念ボトルは、
CLUBの宝物ですから、開ける訳にはゆかないのです。

バランスの優れた「北の巨人」、ハイランドパークは、
コスト的にも気軽に愉しめる、定番ボトルです。
ですから、一年を通してコンスタントに消化されます。
それで、そろそろと思う頃、「切れました」という報告が、
バイヤーのもとに届けられる訳です。

シングルモルトの世界でも、
コロコロと変わるボトルのデザインと共に、
中味も微妙に変化して、
世界を覆う効率化の風潮を、
改めて感じさせられる昨今ですが、
嘆いたところで、始まりませんので、
一方で、カルト的なボトルの仕掛けも施す必要があるのです。

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■今回のもうひとつの「ハイランドパーク」はブラッカダーの
『オールドマンホイ』=ハイランドパーク14年。
BLACKADDER LEGENDARYシリーズ。
オークニー島の、つまり「オーケディアン」の酒を謳っている訳です。
オークニー島の荒々しい北の海に突き出た、
ランドマークとしての奇岩。「オールドマンホイ」を名乗る以上は、
それなりの気概がボトルに込められているはずです。

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■そして、最近の話題のひとつ、
「デュワー・ラトレー」のカスクコレクション。
モリソンボウモア社を経営していた、あのモリソンファミリーが、
女性マネージャー、スーザン・ウエブスターを迎えて、
「品質に磨きを掛けた」ボトルをリリース始めたという事です。
その、HIGHLAND PARK 1992 16年。
どんなもんでしょうか、是非チャレンジしてみてください。

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・・・こうしてバランスを取りながら、
CLUBの棚をコントロールしている訳です。

それでは、RYU”S CLUBでお会いしましょう・・・。

#■MALT WHISKY

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