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■おどろきました。

モルトがじわじわと値上がりしている事を知っていて、
お酒屋さんと共に、嘆いていたバイヤーですが、
自分が、まったくの世間知らずと言う事を、
改めて知りました。

2008年6月21日(土)
「にんにく」が無くなったので、
久しぶりにスーパーへ立ち寄ると、
片隅に半カケで売れ残りのようなものが、458円とあります。
驚いてというか、怯んで他の店へ行ったのです。
こちらも、1個498円。
・・・・・・
中国産3個98円
青森産1個198円
というのが自分のイメージだったので、
まるで、ウラシマタロウのような錯覚に襲われ、
自分が、まったくの世間知らずである事を、知りました。

世間は、恐るべき、
「ハイパーインフレ」に突入しているのですね。

・・・これが、グローバリゼーションの負の連鎖だ。
なんて今更いってもはじまりませんが、
こうして「富」は一点へ向かって、
世界中から、吸い込まれてゆく、
なんとも息苦しい世の中になってしまいました。

■だが、しかし、わたしたちは、
 旨い酒を知っている。
 だから、こういう時は、
 しずかにグラスを傾けて「静けさに帰ろう」。

―――以下『タオ』老子 加島祥造訳より引用(本文44頁。)

第16章
静けさに帰る

虚(うつろ)とは
受け容れる能力を言うんだ。
目に見えない大いなる流れを
受け容れるには
虚で、
静かな心でいることだ。

静かで空虚な心には、
いままで映らなかったイメージが見えてくる。
萬物は
生まれ、育ち、活動するが
すべては元の根に帰ってゆく。
それは、静けさにもどることだ。
水の行く先は—-海
草木の行く先は—-大地
いずれも静かなところだ。
すべてのものは大いなる流に従って
定めのところに帰る。
 (そして、おお、
再び甦るのを待つ。)

それを知ることが智慧であり
知らずに騒ぐことが悩みの種をつくる。
いずれはあの静けさに帰り
甦るのを待つのだと知ったら
心だって広くなるじゃないか。
心が広くなれば
悠々とした態度になるじゃないか。
そうなれば、時には
空を仰いで、
天と話す気になるじゃないか。
天と地をめぐって動く命の流を
静かに受け入れてごらん、
自分の身の上でくよくよするなんて
ちょっと馬鹿らしくなるよ。

・・・共感・・・

#■BOOK

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