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今宵の一軒 東京・新宿「Cafe Bar ELIXIR」

西新宿の地下にひっそりと佇むウイスキー専門店。とはいえ、メニューを見ればリキュールやカクテルも数多く詳細に載っている。豊富なラインナップに悩んでしまうかもしれないが、ウイスキー文化研究所認定のウイスキープロフェッショナル有資格者である下平薫さんにお任せすればOK。120種類以上から『お好きなウイスキー3種選んで飲み比べ(各15ml)』(1,000円)や500種類以上が2時間半飲み放題の『テイスティング放題』(3,800円/チャージ・サービス代別)があり、少しずつ試したい人に嬉しい内容だ。

「アンチヒーローIPA」 1,300円、「ゴルゴンゾーラのソーセージ」 470円/「砂肝の燻製」 350円/「レバーのハム」 350円(以上、フードは3品の盛り合わせ)
アメリカ・シカゴのブルワリーがつくる、ネーミングとラベルデザインがインパクト大のビール「アンチヒーローIPA」。下平さんが「しっかりとホップが効いていて、香りも素晴らしい。パンチのあるビール」と勧める。3品の盛り合わせは、いずれも栃木県の橅豚(ぶなぶた)で作られたもので、肉質が柔らかくとても美味しい。保存料・粘着剤は一切使っておらず、味付けは塩と香辛料のみ。

「シルバーウイスキー」(左) 3,500円
昭和28~30年くらいに製造・販売されていたジャパニーズ・ウイスキー。奈良県にあった蒸留所が、自社のものと輸入したものをブレンドしていたとか。蒸留器は現在、兵庫県明石の江井ヶ嶋酒造で使われている。
 
「コリオ」(中央) 3,000円
バーネット・ドライジンを製造していたオーストラリアの蒸留所が手掛けたウイスキーで、1933年に発売された。南半球最大といわれるほどの生産規模だったが、1989年に閉鎖。5年熟成。
 
「ローモンド」(右) 3,000円
サントリーの前身である寿屋時代、社員向けに配られたもので一般販売はされていない。当時は給料をすべて現金払いするのが難しかったため、現物支給されたのがウイスキーだった。オールドや白札などのボトリングで余ったものをブレンドして詰めているので、開けてみないと味わいがわからなかったそう。
 
 
Cafe Bar ELIXIR
東京都新宿区西新宿7-16-1 コンシェルジェ石原B1F
03-3365-1488
19:00~02:00(日・祝~01:00)
不定休
チャージ 700円、サービス料 10%
席数 18
ビール 800円~、ウイスキー 800円~、ベリーハム 390円、コンビーフクラッカー 350円(以上、税別)
 
 

#今宵の一軒~東京都新宿区~

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