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春旅行

日曜日と月曜日の1泊2日で温泉旅行に行ってきました。3月の繁忙期を終えて4月に温泉旅行に行くというのが毎年のパターンです。今回は地震の影響も有り、行くかどうか迷ったのですが、今回の温泉旅館が富士川より西、つまり電気の周波数は60hz地域で今回の電力不足とは何の関係もないこと、神奈川から山梨へ旅行へ行くのに自粛をする理由がないと判断し決行しました。

今回行った温泉は山梨県の西山温泉。
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西山温泉は南アルプスの南側の麓に位置する秘境です。ちなみに北側の麓にあるのがサントリー白州蒸留所です。 この西山温泉は車がないと相当キツイです。最寄り駅は身延線の波高島でしょうか。バスは一日5本。身延駅まで行っているようです・・・ 秘境です。 



西山温泉にあるのは山と川だけ。他に何もありません。秘境度MAX!



秘境とだけあってケータイはオフコース圏外と思っていたのですが・・・

泊まった旅館の仲居さんは若い人が多く、住まいを聞いてみると近くの寮に住んでいるという。圏外だとなにかと不自由じゃないですか?と訪ねたところ、「実はauだけが圏外なんです。ドコモもソフトバンクも圏内なんです・・・」と驚きの返事が。全然オフコースなんかじゃなく、auがダメなだけでした・・・



泊まった宿は慶雲館という温泉旅館。温泉の湧出量が毎分1600リットル超と日本屈指を誇る温泉旅館です。湧出量がはんぱないので、浴槽の源泉かけ流しはもちろん、風呂のカランから出てくるお湯も、部屋の蛇口から出てくるお湯も全部源泉という贅沢な温泉の使い方をしています。かなり硫黄香のする温泉でした。 



この温泉旅館のもっと凄いのはその歴史。操業が慶雲2年。慶雲館という宿の名前は旅館が創業した頃の元号から取っているようです。その慶雲2年ですが、西暦に直すと705年。1705年ではなく、705年です。「なくよ(794)うぐいす平安京」どころか「なんと(710)見事な平城京」よりも前こんなにも古い旅館ですから、こんな証明書をもっています。そう、世界一古いホテル(The oldest hotel)としてギネスブックに認定されているのです。写真は朝の散歩がてらに撮らせてもらったものです。本物のギネスの認定証なんて初めて見ました。ちなみに企業としても日本で3番目の長寿企業だそうです。 



温泉旅館に行ったらすること。寝る、風呂入る、酒を飲む。ただこれだけ。川のせせらぎを感じながらビールを飲む。そしてボケーッとテレビを見ながら眠くなったら寝る。これ、最高です。何もしないっていうか、時間を無駄遣いするというのは人間にとって最上の贅沢のような気がします。 



全く観光をしなかったのかというと、そうではなく、近くの身延山へ行ってきました。近くと行っても車で1時間くらいですが。身延山はしだれ桜で有名だそうで、もしかしたら今見頃かもしれないと言うことで足を伸ばしてみました。



身延山は日蓮宗の総本山であり、全国から数多くの参拝客で賑わいます。境内に入ると待ち受けているのがこの階段。頂上が見えません。側道には男坂、女坂なる斜面がありますが、男たるもの上らねば。と言うわけで登り始めました。



何回か休憩しながらも上ることが出来ましたが後ろを振り向くと足がすくみます。とにかく斜度が急なんです。帰りは情けないことに足がすくんで下りることが出来ず、斜面を迂回して下りました。



身延山はしだれ桜が有名とのことで行ってみたのですが、三春の滝桜のように大きな桜が一本あるとおもいきや・・・



ちがいました。境内のそこら中にしだれ桜がありました。



しだれまくっていました。



マジですごい事になっていました。



身延山山頂からロープウェイで下りてきたときの1枚。あっちこっちでしだれまくりです。絶景です。いや~本当にいい時期に来たという感じでした。


他にもフォッサマグナの西端でその断層が露出している極めて珍しい場所(天然記念物)に行ってみたり・・・(しかし、女という生き物はこういったものに全く興味を示さないから困る。)



身延からさらに富士宮へ南下してやきそばを食べたりして帰ってきました。B1グランプリ優勝といいながら、初詣の時に神社で食べる露天の焼きそばと何が違うのか分かりませんでした・・・ちょっと期待はず(ry


一泊二日の短い旅行でしたが、日曜~月曜での旅行だったので道がすいていて色々なところをサクッと回ることが出来ました。やっぱり旅行はすいているときに限りますね。

#pleasant journey

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