(今回から文字を大きくしてご覧にいただくことにしました。っていうか、いままで文字を大きくできることを知らなかった・・・)
ふとしたことから、「特急ひばり」がリバイバルされるのを知り、ネットで申し込んでみました。「申込者数が多い場合は抽選となります。」とあり、覚悟の上で申し込んでみると案の定抽選に。しかし、ラッキーなことにその抽選に当たってしまったのです
と言うわけで、土曜日に急遽仙台へ行ってきました。あっ、分からない人に「特急ひばり」を簡単に説明すると、東北新幹線が出来る前に上野~仙台を結んでいた特急列車です。上野発毎時0分を与えられていた東北方面の花形特急でした。東北方面の特急はひばりのほかにも、
上野~盛岡・・・やまびこ
上野~青森・・・はつかり
上野~会津若松・・・あいづ
上野~秋田・・・つばさ
上野~山形・・・やまばと
上野~長野・・・あさま
上野~金沢・・・はくさん
上野~新潟・・・とき
と、新幹線が出来る前までは(私が小学生低学年の頃までは)、上野駅は特急列車の見本市状態だったのですが、各方面の新幹線が開業してからは、ものの見事に駆逐されてしまいました。
話を戻しましょう、当日は上野駅を10:13発とあったので、9:30には上野につくことに。「ひばり」が来る13番線に行ってみると、既に黒山の人だかりが・・・小走りに行ってみると、13番線にいたのは「ひばり」ではなく、札幌から到着したての「寝台特急 北斗星」。でも、これはこれで撮り鉄のボルテージが上がるわけですな。
牽引はEF510のいわゆる「北釜(きたかま)」。北釜とは「北斗星専用の”釜”」という意味です。「釜(かま)」とは機関車の事を指します。いわゆる蒸気機関車からの名残です。当たり前ですが、今の電気機関車は”蒸気機関”ではないので”釜”などはありませんが、伝統的に今でも機関車と言えばそう呼ばれています。ちなみに札幌方面のブルートレインに「カシオペア」、大阪発着の「トワイライトエクスプレス」なんてのもありますが、もちろん、これにも専用の電気機関車「カシ釜」、「トワ釜」があります。
北斗星が田端の車庫に引き上げて行き、暫くすると発車案内にとうとう「特急 ひばり」という文字が。この発車案内を撮影しようとして撮り鉄がさらに殺到。この発車案内を撮るだけでも一苦労とは・・・(苦笑)
そして、本命の「特急 ひばり」が入線してきました。撮り鉄のボルテージは最高潮。この車両は485系1000番台という形式です。485系とは
4・・・直流電流と交流電流の両区間を走れる
8・・・特急型の
5・・・5型
という意味です。下1桁は1型、3型、5型、9型などがありますが、細かい説明は省きます。1000番台とはいわゆる耐寒耐雪型のことです。この電車は直流、交流の両方を走れる、つまり電化されている区間はほぼ走ることが出来るため、国鉄時代に大量に生産され、四国を除く日本全国で活躍しました。
しかし、しかし、懐かしい車両だ・・・ガキの頃、これに乗って岩手の祖母や親戚の家に長時間かけて行った記憶がフラッシュバックしてきます。まさか平成になってこの列車で東北に行けるとは思っても見ませんでした。これから仙台までの長い旅が始まります。続きはその2で。