ほぼ1年前,初めて飲んだとき,
頭頂を超えていく,優しい爽やかなフルーティな香りに,悩殺されました。
トップノートなのに,なぜか揮発のスピードが緩やか。
味はチョコレート様ではあるが,くどくない。
確かに美味しい♪
34年の長熟とは思えない,爽快感がある。
でも,トップノートが消えると,長熟の凄みが出てくる。
土台がしっかしているというか,地に足が着いているというか,
呼吸が深く,長くなり,悠久の幸福感に満たされる。
それ以来,〆の1杯とすることが多くなりました。
とはいえ,初めの方で飲むもよし,方向転換に使うもよし,
柔軟に対応できるところも,また凄い所以かも。
〆は今度からDufftownにしようなんて,ちょっと浮気心を出しても,
浮気相手をモノともしない正妻の凄みとでも言うべき凛とした姿は,
こんなところから来ているのかもしれません。
このボトルの最後の1杯になったとき,これを飲み干し,
あきビンを記念に持ち帰らせていただきました。
しばらくすると,またこのボトルが入荷されている
また飲める♪という安心感で,しばらく飲まない時期があったとき,
「最近,インチガワーの減りが少ないな~」などと言われたりもしましたが(笑),
2本目も残り僅かとなり,やはり最後の1杯を頂くことになりました。
さすがにこれ以上の入荷はなさそうなので,心から感謝の意を表し,頂きました。
記念に2本目のあきビンも頂きました。
いつも表側からしか見てなかったので気づきませんでしたが,
ラベルの裏にThank you for this purchase! …と達筆で書いてあり,びっくり!
ずっと私を幸せにしてくれたInchgowerクン,今まで本当にありがとう
そして,バーの皆様,いつもいつも本当にありがとうございます
#Inchgower