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SMWSイベント「30年熟成オーバーテイスティング

 今日はひさしぶりにSMWSのイベントに参加した。30年以上も熟成したウィスキー7アイテムを試飲して6000円なんだからやすいものである。

 場所は、赤坂にあるカナダ大使館ビルB1Fのシティクラブ・オブ・東京。会員制のクラブで要ジャケット着用である。まあ、仮にも大手町のビジネスマンなのでそこは問題ない。

 開始10分前くらいに部屋へ案内され、適当に席に着いた。知り合いのS氏もご夫妻で参加のようであった。テーブルには既に7アイテムがグラスに注がれている。できればグラスにふたがほしかったなあと思ったがまあひさしぶりのイベント参加なので文句は言わない。それでは、7アイテムの情報と私のテイスティングコメントをご披露いたします。

Item1 No.2.68(Glenlivet)30yo 1975-2006 57.5% リフィル・ホッグスヘッド

 SMWSコメント「フラメンコダンサー」

 アロマは樽香、ミント、シナモン、パイナップルシロップ、フルーツの酸味、オレンジピール。フレーバーはスパイシーでフルボディ。加水するとバナナに変わるが、少し刺激のある酸味が感じられ、フィニッシュは短めである。

Item2 No.9.40(Glen Grant)33yo 1972-2006 52.4% リフィル・シェリー・ホッグスヘッド

 SMWSコメント「とても飲みやすい」

 アロマは、シェリー樽の香ばしさ、過熟フルーツ、ワクシーで少しプラスティック。スモーキーさとフルーツの酸味も感じられる。フレーバーは口当たりが優しく飲みやすい感じ。シェリー風の軽い甘さもある。加水するとシェリー樽がはっきりと感じられ、クリーミーであるが若干のイオウもある。フィニッシュにほのかなパフュームがあり、心地よい。

Item3 No.36.34(Benrinnes)36yo 1970-2006 52.7% リフィル・ホッグスヘッド

 SMWSコメント「瞳を閉じて夢心地」

 アロマは木の板とオレンジ。フレーバーにも磨いた木の香りがあり、すこしエステリーな感じもする。加水するとシェリーがはっきりとわかる。少しとげとげしいスパイスとオレンジ、若干パフューミー。

Item4 No.58.10(Strathisla) 33yo 1973-2006 51.0% シェリー・ホッグスヘッド

 SMWSコメント「ハリー・ポッターのウィスキー入門」

 アロマはプラムとりんご、シェリーとこげたカラメル、シナモン。フレーバーはすっきりとした飲み口でりんごと旨みを感じる。加水して置いておいた直後の香りはすごいシェリー樽香でむせ返った。

Item5 No.7.28(Longmorn) 36yo 1968-2005 52.1% シェリーバット

 SMWSコメント「綿菓子と花火」

 アロマはこげ臭と溶剤、ミント、ミントトフィー、時々漬物。フレーバーはシェリーの良い甘さが出て、渋味の少ないすっきりとした味わい。

Item6 No.7.34(Lognmorn) 38yo 1968-2006 49.8% オロロソ・シェリーバット

 SMWSコメント「濃いダークフルーツ」

 アロマはチョコレート、酸味、イオウ、アプリコットが感じられ、少しワクシーである。フレーバーはこってりとしていてItem5と比べるとすこし渋味が強い。

Item7 No.7.35(Longmorn) 38yo 1968-2006 49.8% シェリーバット

 SMWSコメント「凝縮したダークフルーツ」

 アロマは過熟したフルーツとマッチ、ナッツ(胡桃の殻?)。フレーバーはItem6より酸味が強いが渋味はなくすっきりとした味わい。

テイスティング後、Item8としてアランリキュールが出た。人気投票の結果は忘れたが私は、2と5を挙げた。

 満足な試飲会でした。

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