今日は午後2時ごろから、寒気とともに頭がボーとしてきて喉も少し痛くなってくる予定で、会社も早退するはずでした。そして治療のために、3時にはScotch Barのカウンターに座っているはずだったのに。。。
午後一から、緊急のミーティングが入ってしまって、結局、会社を出たのは8時を回っていました。
入口が閉まった阪急百貨店を横目に見ながら、とぼとぼと家に帰りました。
まだ、試飲したいボトルはあったけど。
残っていたら買いたいボトルがあったけど。
一般ウィスキー愛好家は、ウィスキーを飲むことよりも、ウィスキーを飲むためのお金を稼ぐことを優先しておかなければ、いつまでも変わらずウィスキー愛好家であり続けることはできません。
「あのとき飲んでいればよかった」
「あのとき思い切って買っておけばよかった」
シングルモルトを意識して飲み始めてから、かれこれ20年近くになりますが、いつまでたっても、この「あのときに…」という思いを年に2、3度は味わいます。
人生は一度きり。
明日死ぬかも知れないんだから、やりたいことは今のうちにやっておかないと。
でも、明日も死なずに、その先もまだまだ生き続けていかなければならない可能性のほうがずっと高いわけで、だから、今日やりたいことを明日の楽しみとして置いておきたいとも思うのです。
そして、「あのときに…」を「今度こそ…」と思いながらもまた「あのときに…」を増やすのでしょう。
Scotch Barのスタッフのみなさま、本当におつかれさまでした。そして、ありがとうございました。
スコッチの魅力を伝えたい、少しでも知ってもらいたい、飲んで楽しんでもらいたい…そういうスタッフのみなさんの思いが、百貨店の催事用特設会場を特別な空間に変えていたのではないか思います。
来年の英国フェアーも楽しみにしています。
#日記