試飲したのは、
– グレングラント1970 ハイランダーイン
– アラン・モルト キャンティ ワイン カスク
– トマーチン 1962
の3本で、飲んだのもこの順番。
メインのお目当ては、トマーチンだったのですが・・・飲む順番を間違えました。
【グレングラント1970 ハイランダーイン】
熟した梨の皮をむいているときの甘い香り。チョコレート。ちょっと溶剤系。口に含むとチョコレートはさらに鮮明に。鼻から抜ける香りは沈香を思わせる。 満たされます。
実は、トマーチンの前に、舌を作るためにまず一杯飲んでおこうと、メニューの一番最初に載っていたのを頼んだら、このグラントでした。 シェリーの長熟を一杯目に…1年ぶりの英国フェアーで浮き足立っていたとしても、確認不足。 我ながらちと情けない。
けど、このグレングラントは、とても満足できるものでよかったです。
シェリー樽熟成な感じが口いっぱいに残ってるままトマーチンに突入は拙いので、もう一杯飲んでおこうと思って頼んだのがアラン。
【アラン・モルト キャンティ ワイン カスク】
どっしりとした大麦にフルーティーさが添えられています。このフルーティーさがキャンティなのでしょうか? 私はワインには無頓着なのでよく分かりません。
ただ、ん~、何かが足りない気がします。
二杯を飲んで、すっかり舌が出来上がったというよりも、口の中はしっかりとシェリーと麦芽でコーティングされてしまいました _| ̄|○
人並み以下の鼻、口、舌しか持ち合わせていない私としては、トマーチンはまた別の日にしようかなとも思ったのですが、かといってもう一度来れるという保証もないですし…チェイサーの水をがぶ飲みしてから、トマーチンを頂くことにしました。
【トマーチン 1962】
グラスを見て思わず「薄い」と声に出してしまいました。色は思いのほか淡いです。香りと味は・・・やっぱり、わかりませんでした。 メロウで繊細で、前の二杯に比べるのもなんですが華奢です。 ウッディーなとてもいい感じの樽香はわかるのですが、その他、色んな香りがするのですが、それがトマーチンからのものかどうか自信が持てません。
これから トマーチン 1962 を試してみようと考えておられる方は、ぜひ、口と舌がフレッシュな状態でテイスティングされることをお勧めします…って当たり前過ぎるというか、自戒の念をこめて。
私がお邪魔したときは、O氏がバーカウンターの中に入っておられました。「久しぶりなので要領が悪くって」と自嘲気味に言っておられましたが、全くそんなことはありませんでした。良いサービスをありがとうございました。
社長とT氏ともお話しさせてただくことができてうれしかったです。
スタッフのみなさま、最終日までお体に気をつけてがんばってください。
#飲み歩き