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ニッカの源流?

ニッカの創業者である竹鶴政孝氏が、広島県の造り酒屋の三男坊であったことは、ウスケバではトリビアにもならないような話ですが、その生家である竹鶴酒造が今でも日本酒を造り、販売していると私が知ったのはこの記事を読んだときでした。


その味わいは、朴訥とした昔ながらの日本酒で、色もかなり黄色みを帯びていて力強い口当たりです。酒だけで楽しむよりも、料理と共に楽しんでこそ良さが出てくるように思います。特に、磯の魚介類と合わせるとすすみそうです。


ところで、竹鶴政孝氏はサントリーの山崎蒸留所の初代工場長ですが、山崎蒸留所を訪れてもその事実は黙殺されているように感じます。もっとも、ライバル会社の創業者なわけですから、それもいたしかたないのかも知れません。

が、先日私が出席したサントリーのウイスキー・セミナーでは、「山崎蒸留所の初代工場長はニッカの創業者の竹鶴さん」と明言されていました。
これはオフラインだから言えることだったのか、それとも、暗にニッカはすでにサントリーのライバルではなくなったということなのか…ちょっと興味深く聞きました。

多くの方はご存じだと思いますが、サントリーの創立者の鳥井信治郎氏と竹鶴政孝氏のエピソードについては、栄研化学という医学検査関係の会社が発行している学術情報誌「モダンメディア」に連載されていた「ウイスキー・ラベル物語」という記事に詳しく書かれています。
読み物としても面白い記事ですので、まだ読まれていないジャパニーズに興味のある方はぜひ。

栄研化学株式会社 モダンメディアのHP。
http://www.eiken.co.jp/mm/index.html

「ジャパニーズ・ウイスキー」に関する記事は、次の7編。
http://www.eiken.co.jp/mm/pdf/MM200505-05.pdf
http://www.eiken.co.jp/mm/pdf/MM200508_04.pdf
http://www.eiken.co.jp/mm/pdf/MM200512_04.pdf
http://www.eiken.co.jp/mm/pdf/MM0603-05.pdf
http://www.eiken.co.jp/mm/pdf/MM0606-05.pdf
http://www.eiken.co.jp/mm/pdf/MM0608-04.pdf
http://www.eiken.co.jp/mm/pdf/MM0610-04.pdf

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