きょうは、いにしえより伝わる、
サルディニアの「にしんの魚醤」の事とか、
語ろうかと思って写真をUPしたまま中止。
・・・そういう訳で、食後の運動がてらにRYU‘Sへ出掛けたのでありました。
・・・なにしろ、陽気がよくなると、ついつい旨いものばかり喰い過ぎて、
しかも運動不足なので、腹が出てきた。
こういうときは、強い酒を飲んで、
お腹にも刺激を与えなくてはならないとか、
思い立って、それがまったくデタラメでも、それでもこうして、
自分流に、思えば常々、カラダのバランスを回復してきたのであります。
世間では、いろいろ聞いた風なことが言われていますが、
そんな事よりも要は、身体は、人それぞれに、
自らバランスを取るためにコントロールされているもので、
酒でも、タバコでも、食物でも、クスリでも、
運動でも、温泉でも、なんでもアリなのがニンゲンの知恵というもので、
選択肢も矛盾だらけがイイとバイヤーは思っている訳です。
それで、身体の要求に従うように風任せ。
それを、こうでなくてはならないとか、
むりやりひとつのモノサシに当て嵌めようとする状態が、
すでに病気と称するものなのでしょう。
・・・それで、CLUBの棚には、
バイヤーモルトグラス君が納品した、
「グレンドロナック18年 アラダイス」登場しておりまして、
そう言えば、「久しぶりだなドロナック」と、
さっそく封を切ったのでございます。
――おお、いいじゃん。
・・・ドロナックといえば、CLUBでは、
10年ほど前に、たいへんなコテコテシェリーのブームとなったモルトで、
その、シェリー欲というか、コテコテ度も際限が無く、
やがてその豊穣に、飽きが来たのは、
喩えは悪いのですが、中味がいつしか出がらしのように痩せてきたからで、
バイヤーとしては、――まだまだ、甘いぜ。なんて思いながら、
何時しか、シェリー系よりバーボン系に好みがシフト変換したままでした。
その、弱点を補うように、モルトグラス君が、
昨年夏以降久々に復活した、ドロナックを、チェックしてくれていたのです。
――おお、イケテイマス。「アラダイス」。
アラダイスとは、
ドロナック創始者“ジェームス・アラダイス”に因んだネーミングだそうで、
そこに気概を感じて、
オロロッソ・シェリーに例の豊かで甘美なフルボディがリバイバル。
ツマミも甘美なドライフルーツで駄目押ししながら、
ついつい、 ♪シェリー シェリベィビー シェリー。
♪Sher-er-rry, Sherry baby
Sher-er-rry, Sherry baby
She-e-e-e-e-e-e-ry ba-a-by (Sherry baby)
She-er-rry, can you come out tonight
(Come come, come out toni-i-ight)
なんていう、懐メロを口ずさむ感じかな。
あっ、知らないよね。フォーシーズンズの「シェリー」。
オールディズのCDにかならず出て来ますよ。
RYU‘Sでも、この夏のテーマは、
「ドロナック復活祭」というのも、いいかもしれない。
そう思ったので、バイヤーもしばらくはドロナックを追及しますよ。
・・・時代は繰り返すですね。
#■MALT WHISKY