去る11月25日、銀座で行われたWhisky Festivalに行って来ました。
開始時間の15分前に会場入りしましたが、既に会場では試飲用のプラカップを手にウィスキーに舌鼓を打っている方がいました。私は焦らず、知り合いの方に挨拶しながらブースを一回りして試飲ボトルをチェックしました。こじんまりしたフロアの中央に給水用のテーブルが置かれ、壁を背にして子音ブースがずらっとひしめいておりました。入口近くは、スコ文研の書籍とTWW誌テイスターブース、そしてAcorn、Hasegawa、信濃屋などの酒販店のブースが続き、NIKKA、Diagio、SUNTORYなど主だったメーカーやボトラーズのブースもありました。
あれも飲みたい、これも飲みたいと思っているうちに気がつけば会場は来客で一杯。そろそろ何か飲もうと思ってまず近づいたのはNIKKAのブース、最近出した余市1987やCoffey Malt 12年が並んでいました。早速余市1987を試飲。去年の1986がすごかっただけに今年はどうだろう?とあまり期待せずに一口、想像よりもずっとフルーティで華やかなフレーバー、でも余市らしい酒質がかんじられました。続いてCoffey Malt 12年、エステリーな香りと味わいはグレーン様で、連続式蒸留による所の印象はありましたが、通常のグレーンよりもボディは厚い感じがしました。
試飲会場で使われたカップは小さいプラカップなんですが、やはり試飲するにはそれなりのグラスがほしい。スコ文研の試飲ブースでは200円でグラスを売ってましたが、その横にあったエイコーンのブースでは有料試飲すると小ぶりのオールドファッションで出してくれて、しかもグラスはお持ち帰りと言うことでしたので、早速有料試飲に出ていたGlenlivetのオールドボトルを頂きました。このエイコーンのブースには元スコ文研スタッフのIさんが立っていて、相変わらずの元気な笑顔が見れてよかったです。どうもIさんがエイコーンにはいったおかげで売上が伸びているんじゃないかといううわさがあるとかないとか。
さて、この後は、どこのブースで何を飲んだのか余り記憶がありません。ウィスク・イーのブースではMさんお奨めのモダンマスターズを頂いたり、テイスターブースでは、3人でお金を出し合ってムートン・ロートシルトの’88とモーレンジのクラレットを同時試飲(5000円也、神楽坂のY氏提供)したのは覚えています。ムートンを一口飲んで、水で軽く口をゆすいでからモーレンジを飲むと最高でした。3時からはイチローズモルトでお馴染みベンチャーウィスキーの肥土さんのセミナーをよれよれの状態ながらもしっかりと聞きました。
セミナーが終わり、Whisky Festivalも後半戦。閉会の6時までいるつもりでしたが、前半飛ばしすぎたのが祟ったのか、案の定睡魔が襲ってきました。しかし、休憩用のソファーは一杯、階段に座り込んで爆睡している人もちらほら見かけました。まあ十分楽しんだのでスコ文研の本(ウィスキー通、Malt Year Book 2008、The Whisky World Anthology Vol.1-4)を買い込んで、会場を出ました。帰りがけに六本木のAさんに引き止められましたが、練馬のSさんによろしくと言付けして銀座中央通を新橋まで歩き、帰路に着きました。
Whisky Festivalに参加した皆さん、そしてイベントを盛り立ててくれたスタッフの皆さん、ご苦労様でした。
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