日比谷バーWISKY-S主催の和菓子とモルト講座に行ってきました!
この講座は3部構成で、
和菓子の講座、ウイスキーの講座、最後にマリアージュとなってます。
和菓子の講座の平田さんはやっぱり洋菓子の方が専門だそうです。
それでも和菓子を歴史、種類、楽しみ方と分かりやすく教えていただきました。
和菓子には季節感がまだまだしっかりと残っていて、
そんな和菓子をもっと楽しみましょうという内容でした。
いただいたのは薯蕷饅頭ときんつばでした。
他に2月頃に食べられる椿もち(椿の葉に挟まれたもち)という
昔ながらの和菓子を教えていただいたので
来年の2月には探して食べてみようかと思ってます。
次が藤井さんのウイスキー講座。
樽の買い付けの話やミズナラをこの先も残していくための活動など
とても興味深いお話を関西人ならではのトークでお話してくださいました。
私が大好きなシェリー樽は
のんびりアバウトなスペイン人に任せておくと油断ならないので
木の選定から樽にする途中の工程、シェリーを詰めて熟成させた後に受け取るまで
ズルをされないようにサントリーの方が都度都度チェックをしているそうで、
国民性の違いからこんな苦労が出てくるのかとちょっと笑えました。
そうそう、国民性の違いといえば、熟成年数が長い樽は
同じような樽同士を合わせて、ひとまとめに樽に入れて熟成するんだとか。
海外のほとんどの蒸留所では天使にどれだけ飲まれても
そのまま減った状態で熟成を続けるということなので、
これも国民性の違いと言えるかも。
樽のための木の選定から、熟成中の樽のきめ細かな管理まで
こんなに手がかかっているのかと思うと、
試飲でいただいた約20年ものの原酒のありがたみも否応無く増しますよね。
今回いただいたのはバーボン樽、シェリー樽、ミズナラ樽、スモーキーの4種類。
特にシェリー樽の香りが秀逸で、複雑な甘い香りにうっとりしてしまいました♪
最後に和菓子とウイスキーのマリアージュ。
まずは山崎12年のロックにとらやの夜の梅とかめやの亀まんじゅう。
夜の梅の上品な甘さに山崎12年の甘いバニラ香が合わさって、
これが本日のベストマリアージュでしょうっていう感じ。
亀まんじゅうは個人的には卵臭さと山崎の柿とかクリームっぽさが
相乗効果でちょっとくどく感じられてしまって苦手でした。
次に白州12年のミストととらやのこがねぎく抹茶餡。
抹茶のお茶らしいさわやかな香りと白州の杜のすっきりした香りを合わせるのに
ミストで出してきた日比谷バーさんのチョイスが適確!
後でミントも配られて、叩いて起こしたミントをミストに入れていただくという
これまた爽やかさを前面に押し出した演出が良かったです。
響17年のトルネードには文明堂の五三カステラをいただきました。
このカステラ、桐箱入りで製造者と検品者の印鑑まで押してあるという
とんでもなく丁寧に作られた逸品。
ふんわりしっとりしていて、くどくない甘さが幸せでした。
華やかな響もいいけど個人的に山崎との組み合わせもありかなぁ。
ここからいきなり庶民的になって
オールドのハーフロックとかわみち屋さんのそばぼうろの組み合わせに。
そばぼうろのさくさく感とハーフロックの飲みやすさが
なかなかいい組み合わせでした。
最後に角瓶のハイボールにレモンピールを絞ったものと王様堂のぬれせんべい。
そしてこのぬれせんべいを山崎や響やオールドと組み合わせて
色々と遊んでみた結果、
角瓶ハイボールにはさっくりしたそばぼうろが好みで
ぬれせんべいとオールドのハーフロックをあわせると
オールドの甘みが引き立って美味しく感じるという逆転現象が(笑)
ま、美味しければどんな組み合わせでもいいのですー。
すごーく個人的な好みをいうなら、
卵を使ったお菓子とウイスキーの組み合わせは、
卵臭が際立ってしまってどうも苦手かも。
この後、日比谷BarWISKY-Sに移動しての懇親会。
Barの中は薫香がしっかり感じられて、
ハンバーグやシュウマイ、サーモンの軽い燻製や燻香のするカツサンドなど、
どれもウイスキーとの組み合わせは良かったです。
ビンゴ大会では一番にビンゴを出して、
響のラベルに使っているものと同じ和紙で作ったメモ帳まで頂いてしまいました。
賞品にはレアもののショット券(ただし本日限り有効)なんかもあって
かなり盛り上がりましたよー。
1960年のシェリー樽原酒のショットが当たった方は、
「色々なフルーツの香りがする」と幸せそうに飲んでいらっしゃいました。
ダンナは最後の方でやっと揃って、何故か角瓶2.7リットルも頂いて・・・
というわけで、講座のおみやげのグラスとともに、
結構たくさんのお土産を抱えて帰りました。
サントリーグルメブログのみわさんにお声掛けいただいて
こんな楽しい&勉強にもなる会に参加させていただけて
幸せな一日でしたー♪
#その他酒ネタ