昨日はとっても楽しいBBIなイベントでした。
最近のBenriachは、#3041 for BBIや#3029 for Shinanoyaと
1976のリリースが続きましたので、
これまた最近リリースされた台湾向けの1976#3033を持って行きました。
話題の2本の後からですので、厳しい評価となるかなぁと思いましたが、
いやなんのその、非常に高い評価を受けまして、
当日にものすごい勢いで消費されて行きました。
そりゃ台湾は1968のリリースも早かったですし、
Kobeボトルが1968にとどめを刺したと思いきや、
1970の方にとどめを刺してきました。
もっとも、私の昨年1月の分析でも、
台湾は最も力が入っている国ということになっていましたから、
この結果もさもありなん?でしょうか。
さて、一日経って、落ち着いたところで味わい直してみましょう。
Benriach 34yo 1976 48.2% #3033, Hogshead, for Taiwan
若干アルコールが鼻を刺しつつ、
蜜、花、シトラス、リンゴ、バナナの香り。
口に含んで、ファ~と果実とバニラ甘さが広がる。
激しい勢いではないけれど、厚くしみとおるよう。
オレンジ系シトラス、もったり目のリンゴ+バナナ、
南国寄りのマンゴーパパイヤが、
いずれも突出せずに、上手く(旨く?)混ざり合う。
程良く樽木感、スパイスはあまりないが、
樹液、蜜、少しワックス。
経時的に苦みがやや来て、ビターオレンジ。
鼻抜けより、喉の奥から果実がじわっと、分厚く返る。
#3033は非ピートと思われるが、わずかに僅かにピート。
口内の残り香が非常に長く、
しばし幸せな香りに包まれて終わって行く。
ただ、グラスの方はさほど強く香りは残らない。
これまた良いですね~。
開栓はもう少しリンゴ+バナナなイメージでしたが、
一日でもう残り1/4を切って改めて飲みますと、
シトラスと南国の印象を織り交ぜて、非常にバランス良くなっていました。
味わい的にはBBIやShinanoyaと同水準かと思いますが、
この度数がウィスキーとしての飲みごたえを与えてくれます。
喉の奥からバランスのとれた複雑な果実が戻る戻るという感じです。
いや~、しかし、台湾恐るべし。
両国を行ったり来たりしている身としては、
嬉しいような、日本頑張れと思ってしまうような、
ちょっと複雑なところ。
でも、やっぱり幸せ。
では、ごきげんよう。
#Benriach