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雨続き Lagavulin 12yo White/Cream Label

 ちょっと外を歩いただけでも足元が濡れてしまう、
 そんな激しい雨続き。
 気温が下がったのはいいけれど、
 じめっと湿気てるから、気分爽快にはならないなぁ。

 そんな今日はこの二個一Islayを。
 Lagavulinの70年代Whiteラベルと80年代Creamラベルです。
 まずは、Whiteラベルから。

 Lagavulin 12yo 1970s 43% 750ml white/no-neck label OB Carpano
  香りはムッと発酵した藁、納豆。
  口に含んで厚いピート、刺激なくシトラス。
  優しくミルキー。
  儚く鰹出汁。
  急速にクセが抜けて、アップルパイ。
  ミルクティー。

 最初はヒネ?発酵した湿りけのある植物を思わせる、
 ちょっとムッとした香りがやってきます。
 シェリーがそのような方向に作用しているのでしょうか?
 しかし飲むとその印象は一変して、
 厚いピートに包まれたミルキー感が
 ゆったりと楽しめました。

 続いてはCreamラベルの方です。

 Lagavulin 12yo 1980s 43% 750ml green-bottle cream-label OB
  乾燥した木炭なタール、ピートが最初にくる。
  甘味を抑えた麦キャラメルなミルキー感が、
  分離した状態から、徐々に混和してバランスを取る。
  木炭なタールに対して酸味のある肉感や、
  柔らかく包むシェリーのある方が、
  幅の広い味のバランスと言う意味ではいいかな?

 木炭・タールといった印象からスタートするので、
 Whiteラベルとはかなり違った印象。
 かなりタイトに引き締まった味わいですので、
 個人的には少し、乳製品・熟成した肉などでエロさを出すか、
 さりげないシェリーに柔らかく包まれて、じんわりさせてほしいかな。
 まだ液面が高かったので、もう少し進めば固さもとれて、
 非常に好ましいバランスになるかもしれません。

 では、ごきげんよう。

#Lagavulin

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