今年のMalt Maniacs Awardが発表されましたね。
ここ数年はDronachのDronachによるDronachのための
アワードってくらいにDronachの優勝が目立つ気がしますが、
今年の上位は濃いシェリーが例年に増して目立つように思いました。
今日のこれも濃いですよ。
このシリーズは基本的に、どっしり濃いように思いますけど、
そんな選び方なの?
Bloomsbury 30yo "Finest Old Blended"
香りにグレーンはあれど、印象としては、
CaperdonichのWhiskyfairのような、
樽木強いシェリー。
比較的研がれた赤い果実もしくはチェリー感はPXシェリー?
紅茶或いは焙じ茶。
抑制された、しかし明確なスパイス。
カカオ。暖めた木に、燻した感のある煙。
香ばしさはプリンの上のカラメルを思わせる。
もう10年ぐらい前のボトルですか?
開栓からも年数は立っていると思いますけど、
うん、しっかりです。
樽木からベリーからチョコにピート・・・って、
グレーンがどう支えているのか分からなかったほどです。
"minimum 30 years old"とわざわざ書いてあるように、
それ以上の長熟が、有名な種々の蒸留所から入っている様ですね。
うん、一杯確実に仕留める系のボトルですね。
確かにオイリーでクリーミーでスパイシーなご飯を食べて、
ビールにワインにシェリーを飲んだ後に、
なおかつ1杯で有無を言わせず黙らせるものといえば、
Dronachの70年代前半や、Karuizawaの70年代後半から80年代前半は、
抜群に素晴らしいと思います。
でも、例えば、BunnahabhainのWhiskyman見たいな、
あんな、素朴に明るい、軽やかに香り高いのも入れて欲しいなって、
そんなふうに思うんですけど。
(2011詰めだけど、whiskyfunでもwhiskynotesでも評価高いのに)
自分的にはどうだろ。
BBIとしてはBar Showは非常に素晴らしかったですね。
KINKO2ndのクリアな桃感もザクーっと来ました。
他蒸留所では、上に挙げたブナは非常によかったですが、
家・外混ぜて、今年の押しボトルは備忘録を振り返っておきましょう。
では、ごきげんよう。
#Bloomsbury