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バイマンスリー Glenglassaugh 1963/2009

 お久しぶりです。
 何だか、マンスリーどころかバイ・マンスリーブログになってきていますが、
 ウィスキーを飲まなくなったわけでも、
 娑婆とおさらばしていたわけでもないです。
 単に、一度サボり始めると面倒くささが勝って、
 更新が滞る悪循環に入っているだけです。
 あ~、一時期がんばったのに、
 また、お酒飲みメモが一杯溜まってしまった。
 
 さて、今日のお酒に入る前に備忘録を。
 あれからは・・・卒業式2つ。
 娘1号が高校に受かった。
 娘3号とドラえもんの映画を。
 娘2・3号とJRのスタンプラリーをやりながら、
 初めて大阪の水上バスに乗車。
 花見散歩は大阪城~桜ノ宮あたりを。
 入学式2つ、で、出席は1つだけ。
 みんなの都合が合わず家族旅行にならないから、
 一人でバンコクへ行ってセラドンのマサマンカレーを。
 誕生日を3つ。
 季節ものはタケノコをもらって天ぷら、
 今年のはやけにおいしい。

 さて、ここ数年ヴァリンチや蒸留所限定のボトルが増えていると思いますが、
 積極的に飲もうと思っても、
 なかなか飲む機会に恵まれないですね。
 こういうボトルや蒸留所のサンプルは、
 気合の入った樽であったり、今後の味の方向性を占えたり、
 非常に興味深いものが多いので、
 是非ともいろいろと飲んでみたいものです。

 今日は、長熟と未熟の蒸留所サンプルを。
 Glenglassaughの1963年蒸留と2009年蒸留です。

 Glenglassaugh 2009-13 #265 Sample
  ニューポットの味わいを残して、
  しかし伸びるバナナ優先の果実感。
  アルコール感と金属的な酸味が刺してくる。
  まだ若さが勝っているものの、
  ややヨーグルトを含んだトロピカルを連れる果実が、
  将来性を感じさせて頼もしい。

 まだ未熟ですが、果実感が非常に楽しいです。
 蒸留所自信の一樽だそうですが、
 うん、熟成が進むとどうなるのか、
 将来に期待が持てます。

 さて次も蒸留所のサンプルを。
 おそらく現在所有する一番古いストックの一つかと。
 1963年蒸留のものを2つ。

 Glenglassaugh 1963 40.69% R-12-130-01
 Glenglassaugh 1963 40.24% R-12-131-01
  非常に上品なシェリーをまとっている。
  穏やかながら、下にミルキーを連れて、
  香木を優しく包んで複雑。
  花も粉っぽく無く、
  派手ではなく、上品に香りを足す。
  果実も酸味を脱ぎ捨てて、
  赤い果実の風味そのものをじわりと見せてくる。
  度数も低く、押して来る圧倒的な味わいは無いが、
  醸すように下からじわじわと、
  柔らかく長く長熟のシェリー樽を味あわせてくれる。
  飲み終わりに紅茶だが、
  優しい苦味はネガティブではなく、
  良い意味で締めてくれる。
  近い味ながら、
  131の方が香木ミルクの混ざり具合が好ましく、やや好み。

 素晴らしく上品です。
 総合的な味わいでは、もっと上のボトルもあるでしょうが、
 こと上品さという点に絞ってみれば、
 これほど素晴らしいシェリー熟成を
 上品に味あわせてくれるものもそうはないというレベルでした。
 押しがない分、その上品さがくっきりとするのでしょう。

 さて、当分はもう少し更新頻度を上げたいなぁ。
 では、ごきげんよう。
 

#Glenglassaugh

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