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いよいよな時期のかな? Longrow for …

 業務連絡。業務連絡。
 最近、神戸や北新地で奇遇に出くわす"3"で始まるハンドルネームの方。
 私も、例の京都の"H"なお店に行ってきました。
 90年代や00年代に社会に出た若い娘ではなく、
 60年代や70年代に社会に出ました熟女の濃厚なサービスでしたが、
 うん、楽しめましたよ。
 その後は南下して、"Right & Wrong"のコースでした。
 また、お会いすることがありましたらその話を。

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 さて、いよいよBenriachも、
 60年代あるいは70年代半ばまでの樽は少なくなりまして、
 私的にも、今年の終盤が最後のお祭りになりそうな気がしています。
 もちろんお祭りが終わっても、それですべてが終わるわけではないですが、
 キャキャー騒いで血眼になって追い求めるのも、一段落かなっと。

 世界一のBenriachコレクターであるMagnus Fagerstromさんも、
 彼のブログ上で
  "I took the hard decision to stop collecting every bottle BenRiach releases"
 と宣言しています。
 まぁ、いよいよって時期なんですね。

 何年か前に、Benriachのボトルで疑問に思うことがあったので、
 さて、これをどう調べようと思った時に、
  「うん、一番Benriachのボトルを持っている人に聞いてみよう」
 と、彼に面識もなくいきなり質問をしたのが、きっかけでした。
 そこに躊躇がないのが、私の良いところであり悪いとこなんでしょう。
 彼は見知らぬ日本人の私に対しても、非常に親切に応対してくれまして、
 未だ彼とは直接顔を合わせることが出来ていませんが、
 Benriachに限らず、いろんなボトルの話ができるのは嬉しい限りです。

 という前振りで、今日のボトルは、
 以前に書きました、for Magnusさんと同じボトルのラベル違い、
 for FrankさんのLongrow、1990年蒸留です。

 Longrow 18yo 1990-08 54.1% #178 for Frank Mckay
  開栓で。
  少しの有機溶媒にのせてレモン系シトラス。
  口に含んだ直後は、飴とバニラで、ちょっと甘い?
  と思った直後から、ワタ付きレモン、塩辛さ、
  鋭利で炭感もくるピート。
  スモークのかかったサラミ様の肉感はあるけれども、
  強く迫る程では無い。
  もう少し、強くピート或いは肉っけがあっても良いかと思うが、
  シトラス、塩、ピートが三本の矢となって、
  非常に直球に楽しませてくれる。

 うん、非常に切れますね。
 ワタ付きレモンと炭付きピートが、塩気を持って切れ切れです。
 口内からの揮発時に上顎に来る塩気と木炭が、とっても好みです。
 18年熟成としては、味わいが素直に過ぎるきらいもありますが、
 この直球をそのままとりだしたのはシングルカスクならでは。
 バッティングのバランスを問うのは野暮って物でしょう。

 では、ごきげんよう。

追記)
 コレ、濃い目のハイボールでもウマー。
 特殊なボトルはいろんな方に飲んでもらいたいなぁ~
 と思ってなんちゃってバー2を考えていますが、
 このペースだとあっという間に無くなってしまうんじゃ?

追記2)
 TaiwanやBBI、ShinanoyaにKinkoなど、
 確かに切れ味の良いBenriachの1976を
 ハイボールorロックにするとおいしいのですが、
 1976の中でも#8084が開栓から時間が経って、
 激しく濃厚な中にピートがアクセントを持つと、
 いやコレ、結構良いですよ。
 ハイボールも良いけど、ロックかな。
 ストレートでは、あまりの濃厚さにむせかえって味わい難いのが、
 溶けすぎないロックが来てる感じ。
 

#Longrow

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