いろんな意味での忙しさを言い訳にして、
日記的ブログをさぼり中のtkuboです。
さて、人柱感ありありの新入荷は滞りなく到着しました。
で、Longmornは他の妖しいボトルを併せて開けたいし、
Tomatinの1976も然りというところで、
はやる気持ちを抑えきれずに開けたのは、このボトルでした。
Tomatin 43yo 1965-2009 47.1% Daily-Dram "Oat Mint"
グラスに注ぎつつ、ピシュー、プアーとオノマトペを連れて、
果実の香りが素晴らしく立ち上る。
木材、熱を入れたリンゴ、バナナ、ブドウ、柑橘類。
青草、ホワイトチョコ。
スパイスは白胡椒と唐辛子、そして塩。
ややモッサリと、ワックス、クリーム。
ミントといわれればミントだけど、やはり唐辛子+塩かなぁ。
口に含んでアップルパイやバナナの様な
厚めのエステルが、シトラスで締められつつ上がってくるけれども、
嚥下して一転スパイシー。
全体を通して、発酵したような暖めた木材感に、
熱を加えたリンゴ・バナナ・少しのシトラスが、
抜群のバランスで口腔内から抜ける鼻までを支配する。
開栓間もないですが、いいですね~。
練れた木材と果実が厚みと複雑さを兼ね備えて支えています。
今年の第1四半期で一番か?とも思えるBunnahabhainから
Islayを抜いたような印象も受けます。
非常に甘いクリーム+果実という印象と、
シャープなスパイスという印象とを、
切れ目なく溶け合って良く味わえる、
そんな素晴らしい一杯でした。
まだまだ良くなって行くでしょうね。
楽しみです。
このボトル、引っ張ってきた理由の一つは、
whiskynotesで90点、Onversnedenで91点にも関わらず、
日本語でのレビュー記事を見なかったからですね。
うん、いわゆるバリバリシェリー系でもなく、
オフィシャルで良く感じられる青リンゴ系とも違いますが、
甘厚く果実がクリーミーに立ち上る、
幸せ感をもたらせる味わいでした。
で、このボトルをググると、アルコール度数が、
47.1%と48.1%との二通りがあるんですよね。
ボトリングが2回に分かれたのかと思ってましたが、
ラベルを見て、ちょっとう~ん。
はい、47.1%とラベルにあります。
で、ボトルの裏には、
48.1%とあります。
あ~、DTから来た樽ですか。
確かにDTは1965で#209xxの樽を何種かリリースしたますね。
で、これはDorisの隣の樽番だなぁ~
結局1%の差はわかんない。
まぁ、いいっしょ。
こんだけ美味かったんだから。
またいつ更新かは分かりませんが、
次回までごきげんよう。
※ 最初の画像のリンク切れ更新
#Tomatin