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らしくてイケる Benriach 1976 for Usq Soc

 う~ん。今日の大阪はえらい寒いですね。
 クリスマス前なのに、もう雪がちらつきました。

 さて、Benriach 1976 for Usquebaugh Societyは、
 どこかのバーに置いて来ましたよ。
 開いていれば飲めるんじゃないでしょうか。

 私もお家のボトルを開けてみましょう。
 いつも通り美味しいんだろうという期待と、
 いつもと変わらないのだろうという冷めた目と、
 両者相見まえながら、
 それでも飲んでみなくちゃ分からないって、
 だから開けて飲みましょう。

 

 Benriach 36yo 1976 #3031 Ref-Barrel for Usq-Society Netherlands
  開栓で。
  バニラと木材の甘い香り。
  桃と、グレープフルーツ・オレンジ間のシトラスも上がってくる。
  クセの無い蜂蜜をかけたパンケーキ。
  新しい木材と樹液感。
  開栓でもアルコールや樽木の刺激はほぼなく、
  ややトロピカルがかった果実に桃を合わせて、
  如何にも70年代半ばのBenriach。
  別の面で見れば、複雑さには欠いており、
  また力強さもないが、
  あぁ~、自分の思うところのBenriachらしさが出ている。
  個人的にはかなり好み。
  これは、またロックが旨いんじゃないか?
  ということで、ここからはロックを。
  う~ん。氷を溶かして薄めると、
  バニラ蜜な桃水にはならなくって、
  ワタ付きのシトラスな苦みが残りがち。
  ウィスキーを多めにして冷えつつも水っぽくならないようにすると、
  甘シトラスでイケる、イケるがちょっとワタが残る。
  今日はストレートの方が好みだった。

 一言でいえば「好き」ですね。
 絶対的に旨いウィスキーかといえば、
 上に書いたように、芯の太さや複雑さは高くありません。
 けれども、開栓からややトロピカルがかったシトラスに桃、
 バニラクリームがとても嬉しく味わえます。
 惜しむらくは、やはりもう一段上の度数が欲しかったかな。

 このボトル、オランダUsquebaugh Societyの会員で無ければ、
 結構なお値段となります。
 なので、リーズナブルな値付けのお店で飲んでも
 安くは無いでしょう。
 でも、Benriach好きなら、飲んでみても損は無いかな?
 っと、主観的には思いました。
 ただ、ストレートでハーフ飲んで、ロックシングルと行ったら、
 どうなるのか?
 お勘定は自己責任でお願いします。

 では、ごきげんよう。

#Benriach

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