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ぎりぎりギリー Glengarioch 8yo

 今日は大阪も一時激しい雨が降りました。
 夜になっても、気温は比較的高かいので、
 むしむしと不快指数が高いですね。

 今日は一昨日に続いてGlengarioch。
 やはり私には扱いづらい印象がぬぐえません。
 勝ち負けの差が激しい蒸留所という印象がありますので、
 最近は確実に勝てそうな場合にしか行きません。

 このブログでは、長熟ラムフィニッシュの"1968 Drumlanrig"
 弱オールドの "21yo OB"の2本しか紹介できていませんが、
 いずれも非常に美味しかったです。

 今回は短熟オールドでした。
 さて、その味わいや如何。

 Glengarioch 8yo 1980s 43% 75cl OB
  ラベンダーな花、明確にパフューム。
  ただし不快なソープではなく非常に香り高い。
  口内に留めると、一変してミルキー。
  濃くキャラメルの甘さ、ミロ。
  乾燥したクッキーと少しの干し草。
  若干の煙は低音下支え系ではなく、ピリッと軽快な高音。
  爽快なまでのパフュームと、
  相対する非常に濃厚なミルククリーム。
  その対比が非常に素晴らしい。
  残り香では徐々にカカオが強まって、
  チョコミルクカスタードクリームが長い。

 私の場合、パフューム・ソープ系はリニアに感じ方が変わるのではなく、
 ある閾値を持って、それ以下なら好印象、以上なら悪印象と、
 トランジスターのスイッチングの様に、
 全くその特性から受ける味わいが変わります。

 本ボトルは、ぎりぎりの線で閾値の下にいて、
 素晴らしい香りと、これまた素晴らしい濃厚ミルクを両立しています。

 よく出来たEdradourにも通じる味わい。
 今回もマスターのお奨めにより、無事勝利をおさめました。

 では、ごきげんよう。

#Glengarioch

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