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欲望に負けた Benriach

 BBI第一回総会の時には、普通に流通しているだろうということで、
 欲望に抗えるはずもなく、開栓してしまいました。

 Benriach強化期間、今日はこれ。



 Benriach 34yo 1975 50.6% Hogshead, “for The Whisky Agency”
  開栓直後はアルコールの尖りとウッド感も強い。
  時間の経過、あるいは若干の加水でいくぶん収まる。
  強い南国系シトラス、とろみのある蜂蜜を連れたバニラ。
  舌の付け根の方に胡椒のスパイス。
  花は花粉ではなく花弁から感じる風味。
  舌先での発泡感はないが、パッションフルーツやグァバの様な
  南国感さえ感じるシトラス中心の果実が口中に溢れる。
  最後まで、喉口鼻にむせかえる、花・果実・蜜。

 非常に力強いです。
 昨年のWFやLMdWよりもウッド感が強く、
 代わりに果実と蜜に粘性が加わり、長い時間口内に留まります。

 好みでいえば、もう少し果実に透明感が欲しいので、
 開栓後の時間の経過とともにウッドとスパイスが収まればと思いますが、
 逆に果実が弱まったら困るなぁ。

 しかし、すごいなぁ。
 香味でむせるって、これは一体?
 今度はゆっくーり、時間をかけて飲んでみよう。

 では、もうしばらくしてから、おやすみなさい。

*表現修正
*誤字修正

#Benriach

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