前回、いただいたコメントに返信しながら、
そういや、種々のお酒があるバーでも、
なかなか他を飲まないなぁ。
そういや、こないだはラムで締めたんだ。
たまにはね・・・。
オーダーは何もわかっていないので、基本、お任せで。
Domaine de Trianon 1976 45%
華やかはブランデーの香り。
アルコールの尖りはほとんどない。
花とベリーを煮詰めたジャム。
黒糖。カカオの効いたチョコ。
土を感じさせるが渋みは抑制された赤ワイン。
ゴム感はないが少しなめし皮。
焦がさずに煮詰めた醤油。
口中で上品ながらも強い風味が広がるが、
嚥下後は良質のブランデーを飲んだような後味が、
口から鼻まで抜けてきて、全体を満たす。
うーん。まさに締めにふさわしい。
重厚なシェリー樽熟成のモルトで締めるのもいいですが、
ラムもまた良き哉・・・
今回マルティニークのラムでしたが、
以前に飲んだ"Uitvlugt 36yo 1964" から、"Demerara 30yo"、そしてこれへと、
段々まろやかさというか上品さが増してきています。
まぁ上品とはいえ、それは相対的な話。
ハードリカーを飲みなれていない人には、かなりのパンチだろうなと。
そのまろやかさがボトルの個性なのか産地によるものなのかは、
私のラム知識では全然わかろうはずも無しです。
が、おいしければ別にいいやっていう、
いつもの適当な締りのない締めで、締めのお酒のお話は終わりです。
では、おやすみなさい。
#Trianon