BBIの末端構成員ですから、もちろん開栓しています。
飲めば幸せになるのが分かっているこのボトル。
家でだったら、ゴクゴク飲んでもいいのですから。
そりゃもう、いってみるしかないですよね。
で、開栓したての味は?
Benriach 41yo 1968 51.0% #2709 Hogshead “From Speyside to Kobe”
開栓したて。若干のアルコールと有機溶媒が鼻を刺激する。
グレープフルーツ、オレンジ、黄桃の順に香る。
蜜とバニラを練ったような甘い香りも。
口に含んで舌先にワタの苦みを感じさせながら、
口腔全体に素早くグレープフルーツが強く広がる。
苦みのあるシトラスに矛盾するように、
麦、蜜、バニラの甘みが厚い。
陽を浴びた木材の甘さ、そこに白胡椒。
果実はビターオレンジへ、さらに消え際に白桃へ。
最初から最後まで、若干ビターなシトラスがしっかりと締め、
逆に蜜、バニラ、麦、木材の甘みが弛緩させる。
やじろべえの様に、対称に配置されたおもりが、
しっかりとしたバランスを与える逸品。
うーん。何度飲んでもいいです。
1976のWFやLMdWを濃厚にした様な印象を受けました。
開栓では結構ビターなシトラスを感じましたが、
サンプル瓶では、もっと透明な白桃でしたので、
時間の経過とともにそちらへ変化していくのではないかと。
次回は、サンプル瓶の味わいに触れてみます。
では、おやすみなさい。
※誤字修正
#Benriach