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比べ飲み Bowmore 1993 TWA

 Benriach 1975 #7211が残り1/4を越えてから、
 もう小分けにしなくても驚異の味に仕上がっています。
 後1/6~1/7位ですから、これが楽しめるのももう少し。
 残り1本はどう育てましょうかね?
 
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 TWA-PDの1993のBowmore。
 どちらか1本は時折見かけるのですが、
 同時比べ飲みの機会がなかなかありませんでした。
 ようやくめぐり合いましたので、試してみました。





 Bowmore 16yo 1993 59.9% TWA-PD, ex-bourbon-hogs, “a phenolic fruit & flower basket”
 Bowmore 16yo 1993 53.8% TWA-PD, ex-bourbon-hogs, “burning flowers + fruits at an indoor pool”

  1stの果実は比較してフレッシュに近い感じ。
  シトラス寄りで、グレープフルーツ、オレンジ。
  南国感は、パインと若干のパッションフルーツ。
  輪郭はっきりした果実の味と香りそれと果汁の様な甘みが、
  これもくっきりとしたピートと両立する。
 
  2ndは乾いた煙。
  焦げまではいかないものの、乾燥した焼け感。
  これが果実に結びついて、”burning flowers + fruits”に、
  若干のヨードを感じるピートに結びついて、”at an indoor pool”に、
  それぞれ分解されうるのか?
  果実も1stほどのクリア感はなく、パイン、黄桃、酸味の少ないレモンが、
  やや強めのピートや1stよりは強めのヨードと混じり合う。

  どちらも、乳性飲料やヨーグルトなねっとりとした絡み合いは
  それほど強い方だとは感じない。
 
  最後まで、1stはクリアなシトラス+南国感が鼻から強く返り、
  2ndはピートと混じり合った果実が喉の奥から戻る感じが長い。

 うーん、どちらもいいですね。
 Islayでは、果実、ピート、ヨード(、場合によってはシェリー)が、
 乳性飲料と混ざり合ったようなコクのある味わいが一番好みです。

 そういった意味では、どちらも乳飲料感は少ないですが、
 比較的飲みモノのとしての完成度の高い2ndより、
 1stの突き抜けるシトラスと南国の果実感が、
 印象深い特徴として個人的に点数を挙げるのかなという気がしました。

 この2本の記事もちらほら見かけるようになって、
 世間的には2ndの方がどちらかと言えば高評価の様に見えますので、
 天邪鬼な私としては、逆張りをせざるを得ないのかも。

 以前に1stのみを記事にしていますが、
 その際は、シトラスより南国感を強めに、
 そして白ブドウを感じていましたね。
 少し今回とは違っていました。

 では、おやすみなさい。

 

#Bowmore

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