今日は父の日でしたね。
バラ一輪に、メッセージカード、いろんな言葉に、ほっぺチューと。
で、Caolilaをちょっと開けてみたら・・・
箱が欲しいって言ってきた。
Caolila 32yo 1974 55.7% Signatory #12624 Hogshead
ピートに、シトラスの香りがくっきり。
口に入れた途端、非常にシャープなピート。
オレンジとグレープフルーツは果汁と表皮で、これも切れ味よい。
黒コショウ、煮出した紅茶、シナモン。
味は互いに分離するのではなく、ヨーグルトな感じが全体を包んでまとめ上げる。
戻りもビターオレンジにピートの戻りが激しく、むせかえるよう。
バニラもベースに顔を見せるが、そのむせかえる香りの下に抑え込まれる。
すごくエッジの際立った、ピートとシトラスです。
しかしクリスタルのようにもろく薄いガラスではなく、鋭くも強いです。
香りも部屋中に垂れこめるほどに、芳醇。
抜群に切れのあるピートと果実は、さすがにCaolilaです。
切れとエッジと言いつつ、乳酸飲料な粘りのある味わいが、
複雑さとまとまりを与え、飲み物としての完成度を高めています。
いずれにせよ、香り高くエッジのはっきりした、非常に出来の良いIslay。
嬉しい夜に、嬉しいお酒。
では、おやすみなさい。
※誤字、表現修正
#Caolila