えー、3連チャンの最後はこれで。
Springbank 36yo 1968 49.2% Pacific Caledonian #489
香り味ともに、第一印象はレモン系シトラス。
それに燕下時の塩気で、明確にスプリングバンク。
スパイスの気配で白胡椒、緑茶も。
ただし、果実に熟成したネットリ感があり、短熟のものとは異なった味わい。
その感じは、シトラスからリンゴやバナナへ、さらにバニラも纏い始める。
それはクリアな輪郭を損なうと見るか、味に複雑さと深みを与えると見るか、
それは好みの問題かと。
うん。グラスに鼻を近づけて少し口をつけた印象で、あぁーバンクだなってところから、
パァーっと練れた果実とスパイスが広がって、熟成感を強く感じさせます。
最初から最後まで途切れることなく香味を発しつつ変化をして、飽きさせません。
もう少し、どちらかの味のベクトルを突き詰ても良いと思いますが、
この抑制された洗練というものが、このボトルの持ち味かとも思います。
ところで、このボトルはお店で注文するなら、Pacific Caledonianと言う方が通じるのか、Matthew Forrestボトルと言う方が通じるのでしょうか?
では、おやすみなさい。
#Springbank