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こってりシェリーじゃなくてもいいね Glendronach

 牛バー様ではもう一つ。
 コテコテのシェリーではないGlendronachを。

 本記事のボトルは、ウスケバでブログをされているCarlos様からの回りものということでした。
 ここに謹んで、Carlos様の選球眼に敬意を表します。
 
 さて、お味は。 
 



 Glendronach 26yo 1974 50% Blackadder #3407 “Oak Cask”
  口に含んだところから、果実が広がる。
  柑橘系ではなく、ブドウ。それに緑のメロンとリンゴが少々。
  クリアな果実と思わせて、麦・ナッツ・木材に沢庵といった個性的な味がベースにあり、立体感を与える。
  甘さは控えめで、お茶は紅茶よりも烏龍茶か。
  青い野菜の感じもわずかにあるのは木材系の別側面?
  終わりまで、果実は舌の上でしっかり感じられる。
  強くはないけれど、すこし弾けるように。
  バニラ感はあまりないが、果実は最後でもしっかり。

 おー、いいですね。
 果実がショワショワと。
 木や和風の味は、嫌味ではなく複雑さに一役買っています。
 Blackadderにしては雑味も少なく上品な仕上がりですし。
 もう少しバニラがあってもいいような気はしますが、これならこってりシェリーが代表的な蒸留所と言わせない美味しさがあると思います。

 ところでこの樽番号って、
  Glendronach 28yo 1974 48.6% #3407 Bourbon Barrel finished a year in Sherry Butt
 てのがあるんですか?
 同時飲み比べでフィニッシュを知るってのもいいなぁ。

 では、おやすみなさい。
 

#Glendronach

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