すっごい寒い夙川の花見の後は、ぼうず様の最後の聞くだけバーへ。
お隣のカップルから珍獣を見る様な目で見られたのは、お二人が1997Batch1を飲みながら、1963黒ラベルと1966West-Highlandをこんなんだれが飲むんかいなと言ってたところに、私が入ってくるなりWest-Highlandをオーダーしたからのようでした。
そんな目で見ないでおくんなさいまし。
で、これのお味は・・・
Springbank 24yo 1966 61.2% #442 Dumpy “West Highland”
オレンジ+グレープフルーツのシトラス、暖めた木、紅茶がしっかり。
幾分の胡椒・ナツメグのスパイス、花の蜜、いい香りの革、ビターチョコ。
それらが渾然一体となった味と香りがドカーンと。
徐々にではなく、いきなり最高潮。
慣れてきて、塩気とヨードのない煙に気づく。煙とともに干し肉のうまみと生姜を少々。さらにわずかに金気。
しかし、勢いは途中で衰えることなく続き、余韻もむせるように長く厚く強い。
うん、スゴイ。抜群のシェリー熟成。
切れ味のよさと味の濃さや複雑さを、これだけレベル高く両立したものはそうないだろうと言わしめる一杯。
名声と価格に違わず、さすがと言うしかない。
客観的に点数をつければ、これの勝ちだろうけど、個人的好みでは1963黒ラベルと言ってたんですが、ぼうず様のブログにも63の方が好みとの文言を見てビックリ。
ヨカッたー。自分は舌が曲がってるからかと内心ヒヤヒヤしてたから。味の良し悪しは主観の問題と強がっても、根が小心者なんで。。。
では、おやすみなさい。
#Springbank