昭和町にてTR-LIFEとの飲み比べのをしたときのですね。
Longmorn 33yo 1976-2009 52.5% “The Perfect Dram” Bourbon-Hogshead
香りにも味にもアルコール感はあるが、溶媒のような悪いクセは全くない。
口に含んだ直後、味がないと思った瞬間に切れ味のよいオレンジとグレープフルーツが立ち昇る。
シトラスは皮の苦味もあるが、エッジを際立たせるのに効いていて嫌味ではない。
紅茶と烏龍茶の間、暖めた木、緑の葉っぱ、煙。
苦みや香ばしさは抑えめのカカオやコーヒーをわずかに。
少し、シナモンと麦。
最初から最後まで明確な輪郭を持って果実を感じるけれども、ドライな潔さが気持ちいい。
透明でくっきりとした輪郭で、まるで硬質なクリスタルガラスの様。
ただ、逆にLIFEが甘く感じたのと同様に、同時比較のためにLIFEとの差の部分が強調されている可能性もあるかと思います。
しかし、いい切れ味。薄いのではなく、しっかり風味があるのに、クリアで潔いシトラス。
しみじみ系もいいだの、こってりシェリーもいいだの、まったりオールドもいいだの、あれこれ言ってもこの透明感のある果実の切れ味には、かなり心魅かれるのは隠せないなぁ。
では、おやすみなさい。
#Longmorn