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モルト初めの思い出4






 90年代は、お酒と洋服でお金が消えていった。
 当時はいわゆるDCブランド全盛期だったけれど、ロゴや作りでブランドの看板をしょって歩くようなものには興味は特に湧かなかった。
 オーダーする様なお大尽ではなかったので、既製服だけれど、細かい部分の作りをお店の方と話をしながら買うのがとても楽しかったです。
 今はもうない、鰻谷にあったZOOBONが常連で通っていたお店でした。
 この名前に懐かしさを覚える方も、私より幾分年上、80年代後半に若者だった方に多くおられるのではないでしょうか?

 当時に出会ったものの中に、シェットランドセーターとツイードのジャケットがありました。
 どちらも、厚いウールでややオイリーだから冬にはもってこいでした。
 前が開かないのが苦手になったので、セーターは着なくなりましたが、ツイードの上着は今でも冬の通勤着に活躍しています。

 モルトウィスキーにはまって行ったのに若干遅れてですけれど、ほぼ同時期にこれらのスコットランドウールを着るようになったのは、全くの偶然です。
 たまたま一番気に入ったお酒がスコッチモルトで、たまたま一番気に入った冬の上着がシェットランドセーターやツイードのジャケットだったのです。
 しかし、スコットランドの産品に魅かれる何かが、私の中にあったのでしょうか。

 それに、シェットランド諸島(Shetland Islands)はオークニー諸島(Orkney Islands)より北で、ハリス島(Isle of Harris)はアイラ(Isley)より西なので、ともに最近まで(Lewis島に蒸留所ができるまで)モルトウィスキーの蒸留所はありませんでした。
 服地とモルトが排他に存在するのは、偶然ですか?
 ツイードはスコットランド南東が発祥だから、Harrisは辺境ですしね。

 あー、Irishのウィスキーも(特にオールドは)好きだから、Irishのツイードもあっていいかなと思うんですけど、Irishの生地のは今までたまたま購入してません。(別にウィスキーに合わたいわけでもないんですけど)
 そのうち、加わるかな。

 では、おやすみなさい

#Others

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