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消える直前のろうそく Benriach1980




 以前にScotch Whisky GuideのLongmornを記事にした際に、kwc_planner様とのコメントのやり取りの中で、Benriach 1975 #7211が底をつくところに来てフルーツが爆発したという事を書きました。

 この1980 #7404も、同様な現象が見られました。
  Benriach 28yo 1980 48.5% #7404 Gaja Barolo finish
 もともとこのボトル、記事にしたように、最初はウッドがきつく、1/3経過ぐらいでそれが抜けて、フィニッシュの甘みと果実の具合がよくなりました。
 さらに残り1/3まで来るとフィニッシュ由来の味まで抜けて、気が抜けてしまいました。

 それが写真のように、残り僅かになって、弾ける果実が湧いて出てきました。
 ただ、完全に透明なフルーツではなく、オレンジあるいはグレープフルーツのワタ様の苦みを伴うので、手放しに素晴らしいとまではいきませんでした。
 しかしながら、その香りの高さと舌先での弾けには目を見張るものがありました。

 このろうそくの炎が消える直前に一層明るくなるような現象、一度実験で確認してみないといけないなぁ。
 で、このボトルとペアで記事にした1980 #4999で、仕込んでみました。
 これがうまくいけば、封切りのボトルから試してみよう。

 では、おやすみなさい。

※誤字修正
※記事へのリンク修正

#Benriach

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