Benriachのサンプル瓶で、今度は90年代のテイスティング。
1999 for 某天満橋のバーは90年代とは思えない秀逸なものだったけれど、これはどうだろう?
あまり得意ではない新樽だけどなぁ。
Benriach 14yo 1994 #4023 for Germany, Virgin American Oak
香りは黒胡椒とジンジャー、レモンの皮。
ウッド感は強くないが、フルーツも弱い。
口に含むと、ウッド、胡椒、レモンとオレンジの皮。
舌触りは結構オイリーで穀物も感じられる。べっ甲飴の味と合わさって、素朴な昔風のキャラメル様。
舌の奥でオレンジがしっかり感じられ、のどに落ちた瞬間からフルーツの戻りがあるが、透明感のある桃ではない。
そしてすぐに胡椒+唐辛子のスパイシーさに支配されていく。
時間が十分に経つと、アルコールの尖りとウッド感がやや落ち着き、バニラとフルーツが輪郭を現して、ビターなオレンジソースを含んだチョコの様になってくる。
それでもやはり、スパイス。フルーツの上にナツメグをかけるのがあるが、ネーブルに胡椒をかけたらこんな感じだろうか?
うーん。
面白い。面白いですが、どうしてもBenriachに求めるものとは違う感じがぬぐえません。
罰あたりですが。
では、おやすみなさい。
#Benriach