今月の頭は、娘3号の運動会でした。
1号の幼稚園から長らく、運動会は実家も含めた一大イベントでしたが、
それも今年で一区切り。
お姉ちゃんになって、総出の応援は無いわな。
しかし、競走前は一位ならアレ、二位ならコレと、賞品をリクエストしていたくせに、
いざ本番はゴール前で横向いて笑ってるから、抜かされてるし。
良くも悪くも、闘争心っていうか、負けてたまるかって、ガツガツ感が無いよね。
そんな抜け目のアリアリな優しさは、親としては好きなんだけど、
競争の時には、行け!気を抜くなコラ!ってなってしまう。
でも、自分の競技だけでなく、スタッフ役も買って出て、頼もしくもあったり。
普段全く陽の光を浴びないのが、突然日中外にずっとなので、
今はおでこの皮が捲れてきてる。
曇りだったから、油断して、半袖に帽子無しの日焼け止め無しだったから。
曇天の紫外線はバカにできないね。
さて今日は、Springbankです。
まずは、Carusoさん、Speyside Wayさん、信濃屋さんのジョイントボトルです。
Springbank 18yo 1995-14 56% Ref-Sry Caruso-10th-anniv. Shinanoya Spesideway
アルコール度数は高いが、ピリピリせず、心地良い。
唐辛子辛さ、ワタ付きオレンジシトラス。
潮気やタールの無いピート感。
新しい畳。青い草を少し。
初めのアタックに慣れてきた所で、樽木の厚みのある味わいが、
渋み無く、いい具合に下支えする。
キレ優先ながら、全体を通して楽しめる。
Refシェリーの効きが具合よく、
締まりの有る美味しさです。
次は、Greenです。
Springbank 12yo -2014 46% "Green"
バーボン樽木の甘さ。
一方で少しクセ。
若いニューポッドの残りもしくは樹液感からか。
硫黄感或いは発酵した土のニュアンス。
しかしクセは支配的でなく、花を少し連れて、きれいなフルーツの香り。
そして、香ばしさも。
色と味わいもグリーン。
青い草、ハーブ。
それに釣り合う甘さ。
ちょっとクセがありますが、
それもまた味わいの一つとして楽しめる、
そんな感じです。
次はCVです。
ハーフ瓶ですね。
Springbank "CV" -1990s 46% 375ml
爽やかにキレるブドウ、リンゴ。
バンクらしい塩キャラメル。
少し青さ。
軽いが薄くなく、キレを感じさせて。
イエローダンピーを少し上品にした感じかなぁ。
圧倒的ではない系統ですが、
バンクらしさが感じられて、
心地いい味わいです。
次は21年のダンピー瓶、Parchmentラベルです。
Springbank 21yo -1990s 750ml Parchment-Label John-Mitchell
少し紹興酒やラムのゴム感。
熟成感があり、シェリーも高級感があるんだけどなぁ。
いかにも高級なシェリーの味わいが広がるのですが、
徐々にクセのあるヤケ感が出てきます。
写真を見る限り、46%表記ではなくProof表記に見えるんですが、
不鮮明でよくわかりません。
次は15年の黒ラベルです。
Springbank 15yo 90s? 46% 750ml Black-Label
強め、濃厚なシェリー。
15年の熟成でも若い雑さは無い。
ベリージャム。
ビターチョコレート。
潮や焦げのない締めるピート。
ストロベリーチョコで満足な濃厚さは、
次第に少し焼けた照り焼き感も見せて、
終盤は、やや不安定になる。
濃厚ですが荒くなく、良い感じで進むのですが、
終盤に乱れてきて、もう少し突き抜けたかったなぁと思います。
さて最後は12年の黒陶器ボトルです。
Springbank 12yo 86-USproof 750ml Ceramic-Jug-Black
レモン水。
バターや卵の利いていない、やや粉っぽさのあるクッキー。
爽やかながら線の細いシトラスが漂う。
やや焦点の緩い味ながら、
適度な瓶熟感が、ゆったりと楽しませてくれる。
これも圧倒系ではないですが、
突出せずに混ざり合う味わいは好ましく、
オールドボトル感も適度に楽しめて、
嬉しいボトルです。
では、ごきげんよう。
#Springbank