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芋と栗と汗と Glenmorangie “Dornoch”, “Duthac”, “1981 Distillery Manager’s Choice”, “1978 Tain L’Hermitage Finish”, “1972 Single Barrel Vintage”, “10yo 90s Head-Cooper for DFS”, “10yo 80s Kokubu-Nozawa”

 敬老の日前日は、まず雨の中の芋掘りから。
 ゴツ目のレインコートのせいで蒸し暑く、
 汗だくになりながらも、重たい土を掘り返す。
 それから、妻の祖母宅で話をした後に栗拾いを。
 これまた、大量の栗をイガから出すのが、
 娘3号と2人がかりでも汗だくで。

 栗は皮むきが大変だったけど、
 芋も栗も、美味しく食べました。
 季節ものはうれしいですね。

 さて、今日はGlenmorangieを。
 まずは、DornochとDuthacです。

 Glenmorangie "Dornoch" 43% 700ml Lightly-Peated-Ols/Ex-Bbn/Amtl
 Glenmorangie "Duthac" 43% 1L PX/Vgn-Oak for DFS
  前者は軽やかにシェリーの香り良く、塩気とピートが軽快に締める。
  後者はやや重鈍目にシェリーが乗り、開くのに時間を要するか?

 開栓近くで味見程度でしたから、
 少しのコメントです。

 次は、1981年蒸留のManager's Choiceです。

 Glenmorangie 1981-98 54.5% 70cl "Distillery Manager's Choice"
  モレンジらしく、麦、蜜、シトラス。
  ただ度数のせいか、キレというよりはドライ。
  キリッとした輪郭。
  甘くアップルパイに流れるかと思えば、鋭利なシトラスに戻る。
  引き締まって旨いけれども、ちょっと色気に欠けるかな。

 充分においしいのですが、MCとなると、飲む前にハードルを上げてしまうから、
 加点法よりも、減点法で、粗さがしをしてしまいがちになるので、
 そこは、反省すべきところかなぁと。

 次は、Tain L'Hermitageです。

 Glenmorangie 1978 "Tein L'Hermitage Finish" 43%
  少し酸味を連れてブドウ。
  木材の甘酸っぱさ。香木或いは木くずの香り。
  フィニッシュであるが、コーティングしたような後付けの甘さではなく、
  熟成感のある複雑な味わいが、
  麦感のあるボディに溶け込んでいる。

 圧倒よりは上品系ですが、
 フィニッシュの薄皮貼り付け感ではなく、
 良くできています。

 次は、1972年蒸留の"Single Barrel Vintage"です。

 Glenmorangie 1972-94 46% #1747 75cl "Single Barrel Vintage"
  ミルキー、濃い麦感、ピート。
  華やかさを想定していたら、その強さに驚く。ヘザーはどこ?
  ミルクチョコ。
  オレンジは酸味を抜いて。
  イライラする当たり無く、くるむように暖かく包む感じ。

 予想外に力強い、押しのある味わいです。
 でも、ゴリゴリではなく、厚く包む優しさも同居しています。

 次は、90年代ボトリングの10年熟成です。

 Glenmorangie 10yo -90s "Head Cooper, The 16 men of tain" for DFS
  リンゴ、桃、ブドウを混ぜたような果実のネクター感。
  甘さ控えめに杏仁豆腐かココナツミルク。
  優しく麦キャラメル
  ホワイトチョコ。
  練り感と混和感にもう一伸びを欲するが、
  愛すべきゴクゴク系であるのに変わりなし。

 適度にオールド感も出ていて、
 飛び抜けてはいませんが、
 好ましくて嬉しい味わいです。

 次は同じく10年熟成ですが、
 特級表記の国分・野澤組ボトルです。

 Glenmorangie 10yo -80s 43% 750ml Kokubu-Nozawa Tokkyu
  麦感たっぷり。
  透明感高いよりは、ザラメ?やや香ばしさも含んで。
  加糖ジュースのような、ブドウ、りんご、桃。
  やはりゴクゴク飲める安心の定番オールド。

 オールド感バリバリではなく、
 適度に引き締まって、
 ダレずにゴクゴク系を楽しませてくれます。

 さて、また更新間隔が開いてきていますが、
 次回はすぐに書けるかなぁ。
 って、もう9月が終わりだわ。

 では、ごきげんよう。

※ 1981年蒸留のManager's Choiceを追加。

#Glenmorangie

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