本日は、お久しぶりのキャパドニックです。
1972ブームが過ぎ去り、最近ではすっかりキャパドニックを飲んでいませんでしたが、昨年お久しぶりの1杯を愉しむことができました♪ダグラス・レインのOMCから1967-2007のキャパドニックです。
キャパドニックといえば、2011年に蒸溜所施設が完全に取り壊されましたが、昨年になって、保管されていたマッシュタン、ウォッシュバック、そして4基のポットスチルが、ベルギーのオウル蒸溜所に売却されたというニュースもありました。
→CAPERDONICH REBORN AT THE OWL DISTILLERY IN BELGIUM – Belgian Whisky News
Douglas Laing
The Old Malt Cask
蒸留年:1967年2月
瓶詰年:2007年10月
Cask:リフィル・ホッグスヘッド
bottle:133
42.9%
【色】
クリアな琥珀色。
【香り】
スパイシーさと綺麗な甘さが同居した香り。繊細だが華やかな広がり。ややピリッとしたシナモン、オレンジキャンディーや蜂蜜、水飴っぽさ。ごく淡くカステラの底のようなザラメ。
【味わい】
軽やかでしっとりとした薄い粘性のある口当たり。やや渋めのオレンジピールやマーマレード、パウンドケーキ。僅かに湿ったナッツの香味があり、ジンジャーのような温かなスパイス感も。次第に塩キャラメルやアーモンドっぽいオークに包まれる。
【フィニッシュ】
ややドライなキリッとした印象。イチジクとオレンジの香味が鼻に抜け、アーモンドチョコのような滑らかさと若い草っぽさが残る。
スッキリとしていて繊細ですが、同時にスパイスとフルーティーな麦の香味が綺麗にまとまっている印象です。香りと味わいのバランスが良く、やや軽めながらエレガントなイメージがありました。
40年ですが、長熟のわりに最初に飲んでもOKな気がします。・・・いえ、イケそうな気がして最初に飲んだのですが(笑)
おいしかったです、ごちそうさまでした(^-^)/
素晴らしいテナー・サックス奏者は数え切れないほどいますが、豪快さで挙げるとなると、コルトレーンの次に彼の名が思い浮かびます。
デクスター・ゴードン。
彼の豪快かつ淡々としたプレイには耳を奪われてしまいます。今回は名盤『Our Man In Paris』より、彼のプレイスタイルがしっかり伝わってくる"Scrapple From The Apple"を♪
http://www.youtube.com/watch?v=FaLOqFuGm14
#キャパドニック #スペイサイド #ダグラス・レイン