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■シングルモルト三連単 

――そういう訳で、モルトウイスキーの愉しみ方も、いろいろあるが、
モルトの飲み方は、どうして、「A」「A」「A」ではなくて、
いつも「A」「B」「C」なのか、と思うときがある。

――おれは、ウワキはしない。
とか訳のワカラン事を云って「マッカラン」一筋を通す男のように、
あれこれ能書きを云わないで、
ひとつのモルトとじっくり向き合ってみたらどうなのよ、
と、アタマの隅ではいつも思いながら、
けろっと次ぎは違うボトルを味わっているのだ。

これは一体どうしたことか。
カラダがブレンデッドを求めるように・・・、

こうして暗黙の了解のうちに、
ブレンデッドウイスキーが誕生したのだろう。
気がつけば、そういうワンパターンのモルトの味わい方をして、
15年が過ぎた。

ならば、起承転結。
音楽で云えば、一楽章から第四楽章というカタチで、
一夜のハーモニーを奏でるような、シングルモルトの変奏曲を、
追求しなくてはならない。

棚に在る100種のモルトをどう組み合わせれば、
その夜はパーフェクトに酔えるか。
その組み合わせは無限に拡がる。

昨晩の例で言えば、
◎ローズバンク ○クライヌリッシュ ▲クライゲラキ の三連単であったが、
1・2杯目は、本命サイドのG1クラスでいいとしても、
▲にアイラ系の未勝利モルトやマイナーなレアモルトを絡めて、
大胆な穴狙いでいくのがバイヤーのセオリーでもある。

・・・・・競馬が当たらないものだから。

#■MALT WHISKY

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