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■野焼きの光景で思い出す 



畑に煙がたなびき、
農地のあちらこちらで、「野焼き」の光景が見られます。
若草の出揃う前の、春の到来を告げる「野焼き」は、
害虫駆除とか、肥料の為とか思っていたが、
パソコンで調べると、植生の維持の為もあるらしい。

枯野を焼く事で、
草原から森林への遷移を止めて、草原を維持する。
なるほど云われて見ればそうだよね。
ほって置けば、いろいろな植物がすぐに生えてきて、
確かに、畑や土手は、林や森になってしまう。

奈良の若草山とか、阿蘇とか、それで山焼きをするのだね。

火を焚くことは、「野焼き」とかの農作業とか、
神社の御札を焼く「どんど焼き」=左義長(さぎちょう)
とかの場合を除いては、廃棄物処理の法律が出来て、
いまでは、一般では、してはいけない事になっていたのだ。

・・・もう10年以上も前の話だけれど、
毎年子供といっていた、山のキャンプ場では、
薪を集めて、キャンプ中は、火を切らさないようにしていた。
山のキャンプ場は朝晩冷え込むからね。

焚火を囲んで、一家の団欒や、
ウイスキー片手に、友との語らいがあった。
いま思えば、映画の西部劇みたいだった。

そういえばそんな時、いつだったか、
管理人さんから、
焚火をしてはいけないって急に云われた年がありました。
確かに・・・。そうだったのか。知らなかったな。

 ♪垣根の垣根の曲がり角、
 焚火だ 焚火だ 落ち葉焚き
 あたろうか あたろうよ
 しもやけおててがもうかゆい ?

――とかいう歌もあったな。
そんな焚火の中で、サツマイモを焼いて、
あちちち、ふーふーとじつにうまかった。

それも、いまでは遠い過去のはなし。
レンジでチンしれってか・・・。

#■TOKACHI

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