おはようございます。
遠くの木々の梢で、カッコーが鳴いています。
夏は、さわやかな湖の風景など思い浮かべて、
おいしいモルトを味わってください。
RYU‘S CLUBでは、
ディステラリー創設の頃18世紀中葉から、いまに伝わる、
貴重なモルトウイスキーの世界へご案内いたします。
「オールドファッション」をいまに伝える、
シングルモルトのグラスを傾けながら、
遠い時代に、思いを寄せてみてください。
■モルトオールドファッション
■ LITTLEMILL=リトルミル 1750創業
最古の蒸留所と主張。
・・・モルトの最古参。その蒸留所の記録は、
ザ・グレンリベットが1824に公認される74年前にさかのぼる。
西ローランドの土地柄からも、
「ライトでマシュマロのようにソフト」という、
マイケル・ジャクソン氏のコメントを実感してみてください・・・。
■ ST MAGDALENE=セント・マグデラン1765創設-1983廃止。
エディンバラの西にリンリスゴー村はある。
村は、スコットランド女王メアリースチュアート生誕の地としても知られている。
バイヤーは二十歳代の頃、ヘンリーパーセルの音楽に親しんだ。
なかでも「メアリー女王のオード」の数々は傑作だ。
リンリスゴー村からの「聖なるウイスキー・セントマグデラン」も、
名残のモルトで、いつまで飲めるかわからない・・・。
■ GLENTURRET=グレンタレット1775創業
自称最古の蒸留所 オイリーでなめらか。
手元に、ボトルの写真は無いが、CLUBでは常備されている。
「花のような・・・」と形容される、いっけんポピュラーなライト感覚のモルトの、
背景に潜む、微妙な奥行きを辿れる方は、相当なモルトファンである。
■ BALBLAIR=バルブレア 1780創業
バランタイン原酒のひとつ。
はっきり言って、バルブレア所有の「インバーハウス」社のボトルは、
バイヤー泣かせで、
CLUBとしては、ハズシまくった過去がある。
目指す方向性が違うのかもしれない。
ゆえに、「バルブレア」もあえて、高価なボトラーズモノをセレクトいたしました。
■ GLEN GARIOCH=グレンギリー 1785創業
東ハイランド最古の蒸留所。
ヘラジカのラベルでおなじみの「グレンギリー」も、
けっこう大衆路線を行っているのでしょうが、
ここは「ダンカンテーラー」のRARE AULDシリーズで、
失われたスモーキーフレーバーの「オールドファッション」を見出せるかどうか・・・。
■ BLAIR ATHOL=ブレアソール 1789創業
ベルの原酒。
ここも、シグナトリーのCASK STRENGTHに期待したい。
さらに言えば、インデペンデントボトラーのボトルの、
ものさしとなるという意味だ。
#■MALT WHISKY