東京へ出張した時に立ち寄った、日比谷BAR WHISKY-Sさんの
飲酒レポートの続きです。
そうこうしている間に、チャームが。
そうでした、このお店は薫製のおつまみが充実しているのでした。
お皿も樽材でできていて、嬉しいほどにマニアックです。
メニューを見ながら、飲みたいモルトが山ほどあるので、
何をどの順に飲むか相談しました。
でも結局はアレコレ飲んだので、計画の通りにはなりませんでしたが…(笑)。
早速、杉樽モルトへ行きましょう!
日本中探しても、多分世界中探しても、杉樽モルトはココでしか飲めないはず。
鏡板に杉材を使って12年熟成(フィニッシュに使用した程度ではない)モルト。
ちなみにアルコール度数は40%。
香りは「うはっ♪」て程、杉、杉。祭りを連想するのは僕だけじゃないはず。
12年とは思えない、熟したイチゴグミ系のウッディが感じられるんだけど、
やっぱり杉香に包まれちゃってる。
少し滑らかで、味わいは甘く、角砂糖の甘味。少しだけ辛味もあるんだけど、
やっぱり香りに包まれ杉。美味いんだけど、面白〜い。
流石に杉過ぎたので、何かスッキリとするモルトを。
で、白州オリジナルヴィンテージの1988年(15年)ホギーを。
香りはウッディでジューシーな、若いボウモア。
白州って分からない位ボウモアって感じ。
味わいは海苔、潮、マシュマロの甘味、唐辛子の辛味が少しあって、
コーン系の旨味。やっぱりボウモアでしょ?
次は何をオーダーしようかと、メニューを見ていて、
「リムーザンオーク」という文字が。
尋ねると、ブランデーを熟成した樽でモルトを熟成させた物との事。
これまた香ると、良〜い香りだったのでオーダー。
山崎オリジナルヴィンテージの1980年(23年)パンチョン。
赤〜い色をしています。
香りはタンニンを含んだブドウ。ウッディ、酸味、ポテトのたんぱく質。
グミグミ。軽い玉子のサルファー。
味わいは確かにブランデーの様な、フルーティーで、膨らみがあって
優しい酸味。マッシュポテトの様に舌にまとわり絡む滑らかさ。ボディは厚め。
香りの柔らかさと、ふわ〜っとした広がりが楽しい。
縦にも横にも奥にも、立体的に広がる感じ。
フィニッシュには紙を燃やした様な煙り。
これまた個性的なモルトで嬉しくなっちゃいます。
まだまだ続きますよ〜。
#山崎