ウイスキーに目覚めるキッカケとなった、
2005年4月にサントリー白州蒸溜所へ遊びに行った際、
ショップで販売されていたラスト1本のボトルを勢いで購入。
シェリーカスクのウイスキーを飲んでみたいという好奇心から、
他のヴィンテージモルトではなく、このボトルに決定した。
白州蒸溜所内の販売店スタッフが
「ヴィンテージモルトシリーズはシングルカスクです」
というので信用して購入したのだったが、後日調べてみると、
貯蔵位置、樽樹種や年数まで限定して
ヴァッティングしたシングルモルトである事が判明。
この時は樽出し原酒15年と同様に少しだまされた気分になった…。
なお、サントリーのVINTAGE MALTシリーズは
同じヴィンテージでも2004年ボトリングと2005年ボトリングがある。
このモルトには特別な思い入れがあるので、
2005年ボトルも発売時に改めて購入した。
香り
ノドの奥から甘くなる程のチョコレート香。
極めて甘い香り。微かな酸味も調和して素晴らしい。
味わい
チョコレート。そして赤ワイン様の酸味。
まるでワイン割りのホットチョコレート。
(もちろんそんな飲み物、飲んだ事ありません…)
加水後の味わい
ピリッとした刺激と渋味が少しだけ増すが、甘さはそれ程変わらない。
加水してもイケル。
後味
甘味の余韻が長く続く。微かに豆の香ばしさもある。
総評
甘いのでともて飲みやすい。
そこに果実様の酸っぱさが加わり、カスクから感じるほろ苦さもある。
素晴らしいシェリー樽原酒。
僕がウイスキーそのものにハマるキッカケとなったボトル。ハマり始めた当初
「1987年=中学入試合格」という熟成年数にはせる想いがウイスキーから感じられ、
さらにこのモルトの美味さが手伝って、ウイスキーから逃げられなくなってしまった。
「VINTAGE MALT」シリーズには感謝しているし、特別な思いがある。
#白州