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VINTAGE MALT 1987 (2004年)




ウイスキーに目覚めるキッカケとなった、
2005年4月にサントリー白州蒸溜所へ遊びに行った際、
ショップで販売されていたラスト1本のボトルを勢いで購入。

シェリーカスクのウイスキーを飲んでみたいという好奇心から、
他のヴィンテージモルトではなく、このボトルに決定した。

白州蒸溜所内の販売店スタッフが
「ヴィンテージモルトシリーズはシングルカスクです」
というので信用して購入したのだったが、後日調べてみると、
貯蔵位置、樽樹種や年数まで限定して
ヴァッティングしたシングルモルトである事が判明。

この時は樽出し原酒15年と同様に少しだまされた気分になった…。

なお、サントリーのVINTAGE MALTシリーズは
同じヴィンテージでも2004年ボトリングと2005年ボトリングがある。

このモルトには特別な思い入れがあるので、
2005年ボトルも発売時に改めて購入した。

香り
ノドの奥から甘くなる程のチョコレート香。
極めて甘い香り。微かな酸味も調和して素晴らしい。

味わい
チョコレート。そして赤ワイン様の酸味。
まるでワイン割りのホットチョコレート。
(もちろんそんな飲み物、飲んだ事ありません…)

加水後の味わい
ピリッとした刺激と渋味が少しだけ増すが、甘さはそれ程変わらない。
加水してもイケル。

後味
甘味の余韻が長く続く。微かに豆の香ばしさもある。

総評
甘いのでともて飲みやすい。
そこに果実様の酸っぱさが加わり、カスクから感じるほろ苦さもある。
素晴らしいシェリー樽原酒。

僕がウイスキーそのものにハマるキッカケとなったボトル。ハマり始めた当初
「1987年=中学入試合格」という熟成年数にはせる想いがウイスキーから感じられ、
さらにこのモルトの美味さが手伝って、ウイスキーから逃げられなくなってしまった。

「VINTAGE MALT」シリーズには感謝しているし、特別な思いがある。

#白州

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